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KARL HYDE Solo Exhibition
Date: 8月25日〜9月15日
Location: ラフォーレミュージアム原宿

アンダーワールドのメンバーであり、クリエイティブ集団tomatoの一員としても活動するカール・ハイドによる世界初のソロ・ペインティング・エキシビションKARL HYDE“What’s going on in your Head when you’re Dancing?”が開催中。2メートル以上に及ぶ大作も含めた約90点のペインティング作品を展示するほか、創作ノートや制作のプロセスを収めた映像作品なども公開される。

SUGA DAIRO 7 DAYS BUTTLE
Date: 9月3日~9月9日
Location: 荻窪velvetsun

フリージャズピアニスト・スガダイローが7組のミュージシャンたちと即興演奏対決を行うイベント『スガダイロー七夜連続七番勝負』が開催される。出演者は松下敦(ZAZEN BOYS)U-Zhaan山本達久七尾旅人など。

第3回グラフィック「1_WALL」展
Date: 8月23日~ 9月16日
Location: ガーディアン・ガーデン

一次審査(ポートフォリオ審査)と二次審査(ポートフォリレビュー)を通過した6名が、個展開催の権利をかけて作品を発表する、第3回グラフィック「1_WALL」展を開催中。会期中の9月2日には、グランプリを決定する最終公開審査が行われる。

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IT’S TASTY WORLD FOOD SCIENCE NOW|「‘おいしく、食べる’の科学展」
‘おいしく、食べる’の科学展

お台場にある日本科学未来館では現在、「‘おいしく、食べる’の科学展」と題した企画展が開催されている。食にまつわるあれこれを、科学技術の視点から考えてみようという、なかなか興味深い展覧会である。
今回は、子どもにも楽しめる展覧会ということで「家族で過ごす」という観点から、この展覧会を見てみたいと思う。我が子の食事に関心があるお父さんやお母さんには、ぜひ注目してほしい。展覧会自体は、大人でも十分楽しめるものなので、子どものいない人にもおすすめだが、子どもと行ったらこうやって楽しめる、というようなことをつらつらと書いてみたいと思う。

Text:辻村慶人
Photo:Keith Jacobsen


‘おいしく、食べる’の科学展

まず、参加してくれたのは、我が家の娘、リリ世(左手前・4歳)。そして親友のフランキー(左奥・5歳)とその弟、モンタナ(3歳)。さらにそれぞれの両親の計7人。
うちの娘は、まだ自力で文字を読んで理解することはできない。平易な言葉で話して聞かせると、日常生活のたいていは理解できる。あと、科学技術が何か知らないし、食と科学の関係には残念ながら全く興味がなさそうだった。まあ4歳というと、だいたいこんなもんだろう。それでも、親友のフランキーと見に行くということで、前の日からかなり楽しみにしていた。レインボーブリッジなど、道中もかなりエンジョイしていた。

‘おいしく、食べる’の科学展


とにかく、いろいろ触ってみる
世の美術館・博物館と呼ばれる施設のほとんどは、やってはいけないことであふれている。静かに作品を鑑賞する以外のことは、ほとんどやってはいけない。
しかし、子どもが一緒だと、それもかなりストレスになるし、そんなピリピリした環境では、子どもの好奇心もかなり減退するので、興味を持たせながら展覧会を見ることは不可能に近い。

‘おいしく、食べる’の科学展‘おいしく、食べる’の科学展今回の展覧会は、結構「何でもあり」で、ほとんどのものに触れたり、匂いを嗅いだり、身につけたりできる。会場のインスタレーションが、木やロープを多用していて、まるでアスレチックのような子どもにフレンドリーなつくりになっているのも、大きく影響していると思う。クイズ形式で進むコーナーも多いので、大人も結構楽しめる。

‘おいしく、食べる’の科学展

‘おいしく、食べる’の科学展



生活に取り入れてみる
大人でも面白かったのが、食品のメイキングビデオ。ドラ焼き、エビフライ、おかき、ドーナツ、柿ピーなどが機械からポンポン出てくるビデオはいつまで見ても飽きなかった。それと、マクドナルドのビデオ。お客さんが注文してからバリューセットが運ばれて来るまでの50秒間、レジの裏で何が行われるのか? その早業、超絶技巧の数々を見せてくれる。

‘おいしく、食べる’の科学展

ビデオ自体の楽しさはさておき、良いと思ったのは、もし次、あなたがドーナツを食べる時、子どもとその話ができるだろうし、マクドナルドでオーダーを待つ間、キッチンで何が行われているのかをあなたの子どもはみんなに語って聞かせることができるということ。現代社会に生きている子ども(大人も含む)は、どうやって工場でドラ焼きが作られるのか、普通は知らない。
まあ知らなくてもいいけれど、こうした日常生活の小さな瞬間でも、子どもの知的好奇心を刺激することができるし、好奇心を持つことはエデュケーションの大切な一歩で、それはコンビニのドラ焼きひとつからでも始められるということだ。


自分の食事を実験してみる
‘おいしく、食べる’の科学展
会場内には、触れるだけでなく、食にまつわるいろいろな実験コーナーがある。
子どもたちにとりわけ人気の高かったコーナーが、朝昼晩と、自分の食べたいものを並べていくと、1日のカロリーの計算や食事のバランスなどを診断してくれる実験。年齢や体重などを設定するので、かなり厳密な結果を叩き出してくれるのだと思う。各チェックポイントで何か問題があると「×」が表示されるため、なんとか「○」をゲットしようと、子供たちは食事を並び替えたり、入れ替えてみたり、かなり奮闘する。

‘おいしく、食べる’の科学展
このコーナーで何よりも感心したのは、食べ物の一つひとつがとても精巧にキュートに作られていること。レストランにあるようなプラスティックのサンプルだったり、カードに描かれた食べ物なら、ここまでエキサイトしないんじゃないだろうか。


あちこち写真を撮ってみる
文字要素が結構多く、読むだけでも疲れるし、展覧会の内容を全てみっちり子どもに説明するのは大変だ。さらに、展覧会自体のカタログは用意されていないようなので、要所要所を自分で写真に撮って、後で子どもとおさらいしてみるのはどうだろうか?
ありがたいことに、今回の展覧会はどこでも写真に撮ることができる。親バカにカメラは付き物だから、可愛い我が子の笑顔とともに一石二鳥。


最後に、自分や子どもの食事のことを考えてみる
子どもの食事は、親の大きな悩みだったりする。自分も偏食でスナック好きなくせに、「嫌いなものは食べなくていい。好きなものだけ食べなさい」と言える親はなかなかいない。子どもには体に良いものを食べてほしいと思うのが親心だけど、ではいったい何が体にいいのか、親にもわからない。

‘おいしく、食べる’の科学展
今回の展覧会は、いかに科学技術が現代の食卓に貢献しているのかということを、わかりやすく教えてくれる。添加物を十把一絡に悪者するのは大きな間違いで、私たちの安全な食事のためには欠くことができない存在だということや、土を使わずビルの中で育てる野菜がどれほど環境や人体に優れているのかなど、常識とは違った視点から食卓を見ることができる。
ただ、そうは言われても、やっぱり無添加と書いてある食べ物に安心するのが人間で、土にまみれた野菜の方が本物っぽくてありがたいと思うのが、今の時代の趨勢かもしれない。

というわけで結局、展覧会を見るだけでは、これから何を食べていいのかはわからなかったが、それは瑣末なことで展覧会の主旨とはだいぶ異なるかもしれない。
それよりも、毎日の食卓に並ぶ食べ物からでも世界を見ることができるということを、子供たちと話してみてはどうだろう?
例えば、フォカッチャが食卓に運ばれるまでに、驚くほどの選択肢や可能性があって、そこには科学技術の力がどれほど貢献しているのか? 子供たちは想像力豊かに考えることだろう。そうすれば、何を選び、何を食べるのかということを、親が心配するよりもずっと早く、もう子供たちは自分で考えることができるだろう。


最後に
4、5歳の子どもには、難解かなと思うところもかなりある。おそらく10歳ぐらいだと、展覧会の意図を理解しながら、楽しめるのかもしれない。
しかし、閉館時間ギリギリまで、3人は会場の中を行ったり来たり忙しいそうに動き回っていた。何でも触り放題、遊び放題なので、難しいことを考えなくても、子どもたちは十分に楽しめると思う。会場に仕切りがないので、親の目が行き届くのもいい。子どもが遊んでる間、親はあびるほど知識を身につけ少し賢くなっている、それが理想かもしれない。

また、『‘おいしく、食べる’の科学展』学習ワークシートはこちらからダウンロードが可能。こういうものを事前に用意していくと、さらに楽しめるかもしれない。


おいしく、食べる
Exhibition Information

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