すべての記事からソート
(1)
(9)
(204)
(4)
(61)
(58)
(68)
(104)
(51)
(45)
(3)
(171)
(55)
(17)
(28)
Kenji Yanobe×ULTRA Factory MYTHOS
Date: 6月19日~9月23日
Location: 入善町下山芸術の森発電所美術館

ヤノベケンジウルトラファクトリーのメンバーとコラボレーションした展覧会 「MYTHOS」が開催中。全4章に分けられた会期のうちの、第3章「虹のふもとに」が8月28日より行われている。電光・流水・虹による新たな「天地創造の物語」を表現する長期現地制作を繰り返すインスタレーション作品を計画している。

Jyunya Ishigami Exhibition
Date: 8月24日~10月17日
Location: 資生堂ギャラリー

建築家・石上純也の個展『建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?』が現在開催中。石上がロンドンに本拠を置く美術系の出版社Thames & Hudsonより、2011年に出版予定の書籍から約60点の作品を選び、模型を主体とした展示を展開する。

KARL HYDE Solo Exhibition
Date: 8月25日〜9月15日
Location: ラフォーレミュージアム原宿

アンダーワールドのメンバーであり、クリエイティブ集団tomatoの一員としても活動するカール・ハイドによる世界初のソロ・ペインティング・エキシビションKARL HYDE“What’s going on in your Head when you’re Dancing?”が開催中。2メートル以上に及ぶ大作も含めた約90点のペインティング作品を展示するほか、創作ノートや制作のプロセスを収めた映像作品なども公開される。

文化庁メディア芸術祭2010

myspace

twitter

Rev.jpg

flj001.jpg

answr

Answr About Contact

DANMAKU NIGHT

public-image.foundation

public-image

Beatnik

GOSSIP JOCKERY

public-image

beamst.gif

P/i Wallpaper

Public-Image.org/Report/Exhibition 12 月 24th, 2009
Olafur Eliasson ”Your chance encounter”|オラファー・エリアソン‐あなたが出会うとき
/images/report/exhibition/091221/01MAIN_olafer.jpg

もと発電所だったロンドンのテートモダンではタービン・ホールに霧と太陽を、ニューヨークのウォーターフロントでは4基の色の滝を。光、影、色、霧、風、波などの現象を人工的につくり出すダイナミックな作品で話題のオラファー・エリアソン。1967年、デンマーク・コペンハーゲンに生まれ、現在はベルリンとコペンハーゲンを拠点に世界的に活躍中のエリアソンが、妹島和世+西沢立衛 / SANAAの設計による金沢21世紀美術館の建築を生かし、19点のサイトスペシフィックなインスタレーションを展開した。ここだけでしか行われない展覧会「あなたが出会うとき Your chance encounter」を紹介する。

Text:白坂ゆり


部屋中に立ちこめた霧のなか。一瞬、方向を見失う。目が慣れてきて歩き出すと、赤、緑、青に分けられた色域の境界が少しずつ混ざり合う。自ら動くことで無限に得られる固有の色。同じ空間にいる人々がそれぞれに動き、それぞれの得る固有の色が混ざり合いながら、共存する。『Your atomospheric colour atlas / あなたが創り出す大気の色地図』(2009)という作品だ。

「空間から空間へ、旅をするように見てほしい」と、エリアソン。建物のほとんどを作品化した展覧会には、特定された順路はない。観客の知覚を揺さぶるような体験型の部屋が続く。作品の仕組みを解こうとするのではなく、空間全体に浸ってみよう。闇から光へ、光から闇へ。
オラファー・エリアソン
手前のスポットライトの作品は『Wannabe / ワナビ』(1991)。向こうに、巨大プロペラが回る『Where do you come from? What are you? Where are you going? / あなたはどこから来たのか? あなたはなにか? あなたはどこへ行こうとしているのか?』(2009)が見える。

オラファー・エリアソン
霧が立ちこめる部屋。

離れて見ると、体験する観客も作品の一部となっている。異なる場所からたまたま集まった、見知らぬ人々。それぞれにバックグラウンドの異なる人々が、体験する様子をお互いに見ることでコミュニケーションが発生する。あの人は、どう体感しているのだろう、私とは感じ方が違うのだろうかと。

オラファー・エリアソン
色の付いた影が壁に映る。

オラファー・エリアソン
こちらはモノクロ—ムの影。

オラファー・エリアソン
スクリーンの向こう側に人が立つと、その影が万華鏡のように映る。

オラファー・エリアソン入口に小さな昇降台があり、観客の振動が水に伝わると、壁に映し出される水のラインも虹色に波打つ。

オラファー・エリアソンオラファー・エリアソン

「建築もアートも、ソリューション(束縛から解放されたもの)であり、作品とは、ネゴシエーション(対話、やりとり)であると思います。私の仕事は、空間に関わり、翻訳し、ある形をもったものにすることで、さらに見る人の関与があって初めて成立するのです」。
展覧会オープン前の11月19日にはスペシャル・トークが行われ、建設中から金沢21世紀美術館を見てきたエリアソンはこう語っていた。金沢21世紀美術館は、様々な大きさや形のハコ(展示室)を幾通りにも組み合わせられるように設計されている。妹島は言う。
「組み合わせが幾通りあればベストであるかという答えは出なかったのですが、今まで様々なアーティストの使い方によって空間が変わる姿を見てきて、建築は動かないけれど動く、ということを再認識するようになりました」。
イヴ・ブラウは、「エリアソンさんと妹島さんの作品は、人の関わりによる空間の動きを取り入れるという方法を提示した点で共通している」と指摘していた。
エリアソンはこうも語っていた。
「観客には、責任を持って作品と対峙してほしい。それは、一人ひとり異なる、多様な経験です。空間の見方を変えることは、世界を変えることにつながります。そうした認識を持ち、行動していくことで、やがては世界を少しでも変えることができるのではないかと思うのです」。
責任とは少し重い言葉だが、展覧会や作品において観客も一翼を担うという意味合いだ。一人で向き合って鑑賞する場と、他者とともに参加して鑑賞する場の両方があるため、「個」と「社会」を行き来するように、考えることができるのだと思う。空間は、時間とともにあり、使う人の行動や経験、周囲の環境に作用され、育てられていく。

本展は、そうした公共施設である美術館の社会的機能を提示するものでもある。あなたも「あなたの体験」を確かめに、金沢へ出かけてみてはいかがだろうか。また、2010年春には、美術館本多通り口側の広場に、新しい恒久作品『Colour activity house』も設置される。湾曲した、青、赤、黄の三原色の色ガラスの間を通過する時、異なる色相に彩られた美術館や街の様子の映り込みを体験し、夜は灯台のように輝くという作品。こちらも楽しみだ。

また、群馬県のHARA MUSEUM ARCにもエリアソンの作品が常設されている。天空を横断する太陽運行の軌跡を、年間を通して視覚でとらえる観測所で、2009年10月にオープンした。晴天時、プリズムレンズによって太陽光がドーム内に虹を映し出す。二十四節気に合わせて訪れると、限られた時間帯に完全な円環を見ることができる。こちらもぜひ体験してほしい。

オラファー・エリアソンオラファー・エリアソン

オラファーエリアソン
Exhibition Information

コメントをする/Comments