アーティスト鴻池朋子の個展『隠れマウンテン&ザ・ロッジ』が、ミヅマアートギャラリーで開催中だ。ビル全体を山に見立て、登山(!?)しながら作品を鑑賞するという会場構成を通して、鑑賞者は鴻池の脳内を覗き見て、考え、想像を膨らませていくことができるユニークな展示となっていた。
Report:野村奈央



2階に入ってすぐの襖絵(上)。そのインパクトに圧倒されると同時に、襖を開けてみたいという思いにかられる。この襖の裏側には、鴻池自身の脳内を描いたかのような作品が描かれていた(下)。ここから鑑賞者の“想像の登山”はスタートする。


2階奥のスペースは、“登山”の起点となるベースキャンプ。レスキュー用のロープが部屋の真ん中から垂れ下がり、その周りに複数の作品が展示されている。

ビル全体を山に見立てた今回の展示は、ベースキャンプ、2合目、5合目、7合目…と、観客が登山をするように観覧していく。



5階の“ロングトレイル”にディスプレイされている作品『World of Wonder』は、「想像」の強さや自由さが絵本形式の連作として表現されている。地球や生命が消えても、「想像」は消えない。



屋上に展示されたビバークテント。中に入ってみると…。そこには思いがけない光景が展開されていた!!

Exhibition Information
『隠れマウンテン&ザ・ロッジ』
Apr 16 2008 - May 28 2008 at MIZUMA ART GALLERY
Artist Profile
鴻池朋子
60年秋田市生まれ。おもちゃ、家具のデザインを経て現在に至る。05年より4章から成る巨大絵画の物語シリーズを制作し、東京都現代美術館、森美術館、ミヅマアートギャラリー、大原美術館にて発表。さらにアニメーション、彫刻、キュレーションなどを行い、常に話題を集めている。











