アーティスト田名網敬一の個展『DAYDREAM』が、渋谷NANZUKA UNDERGROUNDで開催中だ。70歳を超え、ますます活発化する驚異的な制作活動を象徴するかのように、大規模なペインティングや彫刻、映像作品などが多数展示され、それらすべてが新作だという。見る者のイマジネーションを刺激する圧倒的なイメージが集積した素晴らしいエキジビションとなっている。
Report:原田優輝
エントランスを入ると、巨大な半人半魚の立体作品が出迎えてくれる。



ギャラリーのメインスペースには、金魚と少女をモチーフにしたペインティング作品が多数展示され、圧倒的な存在感を放っていた。



奥のスペースでは、田名網が制作したアニメーション作品も流されていた。11月30日、12月1日には、相原信洋との共同制作による映像作品の上映会も予定されている。


メインスペースの奥にある赤い部屋に入ってみると…(↓)



そこには、金魚に見立てた女性を描いた新作シリーズ(約50点!!)が壁一面に展示されていた!! 「部屋全体を水槽に見立て、そこにたくさんの金魚がうごめいているというイメージ」(田名網氏談)で構成されたのだという。

11月24日には、同ギャラリーで田名網氏と束芋氏によるトークイベントも開催される予定。
田名網敬一氏のインタビューはこちらから。

Exhibition Information
『DAYDREAM』田名網敬一
Oct 27 2007 - Dec 23 2007 at NANZUKA UNDERGROUND
Artist Profile
田名網敬一
36年、東京・京橋の服地問屋の長男として生まれる。武蔵野美術大学デザイン科卒業後、博報堂の制作部に勤めたが、“会社外の仕事”が忙しく、1年で退社。その後、アニメーションや版画、イラストレーション、エディトリアル・デザインなど、前衛的で遊びに満ちたさまざまな創作活動を行う。75年には日本版『月刊 プレイボーイ』誌の初代アートディレクターに就任し、アメリカ、日本間を飛び回る。デザイン分野で、日宣美特選などを受賞する一方、映像による実験制作を試み続け、作品はオーバーハウゼン、エジンバラなど世界各地の映画祭・映像展で上映された。81年に胸膜炎で3ヶ月入院。幻覚の「松」にうなされる。退院後、異形の松や鶴、象など、多くのアジア的な形象の引用を表現方法に採り入れ、記憶や夢の世界をペインティング、映像、版画で表す。91年より京都造形芸術大学教授に就任。










