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BOOK『DECOTORA』/田附勝 | 写真集『DECOTRA』Review

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ポートレート撮影などを中心に、雑誌、CDジャケット、広告などで活躍するフォトグラファー田附勝が、自身初となる写真集をリリースする。そのテーマは、なんと「デコトラ」!! 98年にデコトラと出会って以来、撮影を続けてきた田附のライフワークとも言える作品群が10年の時を経て、ついに一冊の写真集となった。

Text:原田優輝

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まばゆいばかりの極彩色の電飾、磨き上げられた金属板、イカついフォルムのフロントバンパーetc…。75年に映画『トラック野郎』がブームを巻き起こして以来、「デコトラアート」「アートトラック」シーンは、日本のサブカルチャーの一側面を担ってきた。
デコトラに興味があろうとなかろうと、その過剰なまでの装飾トラックが公道を走る様は、見る者すべてに強烈なインパクトを与える。そんなデコトラに魅せられた一人であるフォトグラファー田附勝は、98年からライフワークとして、デコトラを追いかけ、日本列島を縦断し、撮影を続けてきた。

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その仰々しい装飾性から、ある意味非常にフォトジェニックな被写体ともいえるデコトラだが、田附が捕らえるイメージは、アートトラックシーンの単なる記録にはとどまらない。写真集『DECOTORA』で展開されるのは、デコトラとそれを取り巻く人間たちの多彩なパーソナリティだ。

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強烈なまでの自己主張は、時として「自己」を離れ、「主張」ばかりが一人歩きしてしまうことがある。「デコトラ」もまた、そのユニークなイメージは認められながらも、「デコトラ」という言葉の響きには、ヤンキーカルチャーの延長線にあるステレオタイプなイメージばかりが重ね合わされがちであることも事実だ。

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だが、作品の中の彼らのパーソナリティは極めてバラエティに富んでいる。誇らしげにマイトラックとフレームに収まる若者、レンズ越しをこちらを睨みつける強面の男、家族とともに穏やかな表情でしゃがみ込む中年の男…。個性豊かなアピールをする彼らのピュアでチャーミングな人間味を、田附のカメラは冷静に、そして優しく切り取っていく。


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Release Information
『DECOTORA』

Artist Profile
田附勝


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