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HANAYO Exhibition
Date: 1月27日〜2月5日
Location: VACANT

ベルリンを拠点に活躍する日本出身のマルチアーティスト花代の個展『においと光と笑いと記憶と涙の関係』が開催される。体と心の間にふと訪れる、直接的かつ無意識的な感覚に焦点を当てた作品が様々なメディアで表現される。また、1月28日には、宇川直宏氏とトークセッションも予定されている。

TAKU ANEKAWA Exhibition
Date: 1月22日〜2月3日
Location: Gallery Speak For

刺繍やシルクスクリーンを用いたアートワークなどで知られる姉川たくの展覧会「理想論」が開催中。今回の展示では、姉川氏のイラストレーションにスポットを当てた作品が展示されている。また、alfredoBANNISTERとのコラボレーションによる姉川氏のイラストレーションがあしらわれたオリジナルシューズも置かれている。

中村紋子「USALYMAN」展
Date: 1月13日〜2月16日 
Location: B GALLERY

写真と絵画を精力的に制作する中村紋子の新作展 『USALYMAN』 がB GALLERYにて開催。サラリーマンをテーマに、100人にも及ぶ様々な職種のサラリーマンを撮影した写真作品と、圧巻のデッサン力と色彩センスで描かれた絵画作品が展示される。

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Film『トウキョウソナタ』 | トウキョウソナタ レビュー
トウキョウソナタ

『叫』(2007)、『LOFT』(2006)とホラー作品の発表が続いていた黒沢清が、初めて「家族」というテーマに真正面から向き合った最新作『トウキョウソナタ』。どこにでもあるような平凡な家族の物語の先に見えるのは、果たして現代社会への絶望か? それともアカルイミライへの希望なのだろうか?

Text:原田優輝


社会生活におけるミニマムな共同体である「家族」は、あまりにも近いその関係性が故に、本当に向き合うことは、実は、そう多くはない。
それぞれが「家族」という枠組みの中で与えられた役割を演じ、淡々と流れていく日常。その”無感覚”な日常は、常に内外の様々な要因に影響を受けながら、ある決定的な出来事が引き金となり「崩壊」に向かうこともあれば、あるいはそれでも「何も起きない」という事実によって、空虚感だけを残すこともある。
本作『トウキョウソナタ』は、そんな現代に生きる典型的な家族の物語が、何気ないワンシーンに恐怖や笑いを潜ませる黒沢の確かな手腕によって描かれた秀作だ。

リストラされたことを家族に隠す父、ドーナツを作っても食べてもらえない孤独な母、アメリカ軍に入隊し戦場へと向かう兄、そして、両親に内緒でこっそりとピアノを習うボク—。
一見平凡だが、それぞれが家族に言えない秘密を抱える東京に住む4人家族。その空虚な関係の中で日々を過ごしていた家族に、ある日強盗が押し入り、ついに一家は訪れるべくして訪れた「崩壊」の時を迎える。

今年に入り、是枝裕和歩いても 歩いても』、橋口亮輔ぐるりのこと。』など、日本を代表する映画監督たちが、相次いで「家族」や「夫婦」にテーマを当てた作品を発表している。そこには、決して明るいとは言えない現代社会における逆らい難い大きな流れの中で生きる、最も身近な人間の関係性に目を向けることで、何らかの希望を見出そうとする共通の想いがあるのかもしれない。
黒沢監督自らが「ある種の希望にたどり着きたかった」と話る本作『トウキョウソナタ』もまた、その文脈にある作品と言えるだろう。
崩壊した一家がラストシーンで包まれる「希望」は果たして、劇場の外に出ることができるのだろうか?

トウキョウソナタ
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