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KARL HYDE Solo Exhibition
Date: 8月25日〜9月15日
Location: ラフォーレミュージアム原宿

アンダーワールドのメンバーであり、クリエイティブ集団tomatoの一員としても活動するカール・ハイドによる世界初のソロ・ペインティング・エキシビションKARL HYDE“What’s going on in your Head when you’re Dancing?”が開催中。2メートル以上に及ぶ大作も含めた約90点のペインティング作品を展示するほか、創作ノートや制作のプロセスを収めた映像作品なども公開される。

SUGA DAIRO 7 DAYS BUTTLE
Date: 9月3日~9月9日
Location: 荻窪velvetsun

フリージャズピアニスト・スガダイローが7組のミュージシャンたちと即興演奏対決を行うイベント『スガダイロー七夜連続七番勝負』が開催される。出演者は松下敦(ZAZEN BOYS)U-Zhaan山本達久七尾旅人など。

第3回グラフィック「1_WALL」展
Date: 8月23日~ 9月16日
Location: ガーディアン・ガーデン

一次審査(ポートフォリオ審査)と二次審査(ポートフォリレビュー)を通過した6名が、個展開催の権利をかけて作品を発表する、第3回グラフィック「1_WALL」展を開催中。会期中の9月2日には、グランプリを決定する最終公開審査が行われる。

文化庁メディア芸術祭2010

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Film『トウキョウソナタ』 | トウキョウソナタ レビュー
トウキョウソナタ

『叫』(2007)、『LOFT』(2006)とホラー作品の発表が続いていた黒沢清が、初めて「家族」というテーマに真正面から向き合った最新作『トウキョウソナタ』。どこにでもあるような平凡な家族の物語の先に見えるのは、果たして現代社会への絶望か? それともアカルイミライへの希望なのだろうか?

Text:原田優輝


社会生活におけるミニマムな共同体である「家族」は、あまりにも近いその関係性が故に、本当に向き合うことは、実は、そう多くはない。
それぞれが「家族」という枠組みの中で与えられた役割を演じ、淡々と流れていく日常。その”無感覚”な日常は、常に内外の様々な要因に影響を受けながら、ある決定的な出来事が引き金となり「崩壊」に向かうこともあれば、あるいはそれでも「何も起きない」という事実によって、空虚感だけを残すこともある。
本作『トウキョウソナタ』は、そんな現代に生きる典型的な家族の物語が、何気ないワンシーンに恐怖や笑いを潜ませる黒沢の確かな手腕によって描かれた秀作だ。

リストラされたことを家族に隠す父、ドーナツを作っても食べてもらえない孤独な母、アメリカ軍に入隊し戦場へと向かう兄、そして、両親に内緒でこっそりとピアノを習うボク—。
一見平凡だが、それぞれが家族に言えない秘密を抱える東京に住む4人家族。その空虚な関係の中で日々を過ごしていた家族に、ある日強盗が押し入り、ついに一家は訪れるべくして訪れた「崩壊」の時を迎える。

今年に入り、是枝裕和歩いても 歩いても』、橋口亮輔ぐるりのこと。』など、日本を代表する映画監督たちが、相次いで「家族」や「夫婦」にテーマを当てた作品を発表している。そこには、決して明るいとは言えない現代社会における逆らい難い大きな流れの中で生きる、最も身近な人間の関係性に目を向けることで、何らかの希望を見出そうとする共通の想いがあるのかもしれない。
黒沢監督自らが「ある種の希望にたどり着きたかった」と話る本作『トウキョウソナタ』もまた、その文脈にある作品と言えるだろう。
崩壊した一家がラストシーンで包まれる「希望」は果たして、劇場の外に出ることができるのだろうか?

トウキョウソナタ
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