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KARL HYDE Solo Exhibition
Date: 8月25日〜9月15日
Location: ラフォーレミュージアム原宿

アンダーワールドのメンバーであり、クリエイティブ集団tomatoの一員としても活動するカール・ハイドによる世界初のソロ・ペインティング・エキシビションKARL HYDE“What’s going on in your Head when you’re Dancing?”が開催中。2メートル以上に及ぶ大作も含めた約90点のペインティング作品を展示するほか、創作ノートや制作のプロセスを収めた映像作品なども公開される。

SUGA DAIRO 7 DAYS BUTTLE
Date: 9月3日~9月9日
Location: 荻窪velvetsun

フリージャズピアニスト・スガダイローが7組のミュージシャンたちと即興演奏対決を行うイベント『スガダイロー七夜連続七番勝負』が開催される。出演者は松下敦(ZAZEN BOYS)U-Zhaan山本達久七尾旅人など。

第3回グラフィック「1_WALL」展
Date: 8月23日~ 9月16日
Location: ガーディアン・ガーデン

一次審査(ポートフォリオ審査)と二次審査(ポートフォリレビュー)を通過した6名が、個展開催の権利をかけて作品を発表する、第3回グラフィック「1_WALL」展を開催中。会期中の9月2日には、グランプリを決定する最終公開審査が行われる。

文化庁メディア芸術祭2010

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Film『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』 | ゼア・ウィル・ビー・ブラッド Review
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20世紀初頭のカリフォルニアを舞台に、「アメリカン・ドリーム」に溺れた狂気の石油王の生涯が描かれた『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』。『ブギーナイツ』(97)、『マグノリア』(99)などで若くして注目を集めた俊英ポール・トーマス・アンダーソン、本作で『マイ・レフトフット』以来2度目となるアカデミー賞主演男優賞を受賞した名優ダニエル・デイ=ルイス、劇中を支配する緊張感あふれるオリジナル・スコアを手掛けたジョニー・グリーンウッド(レディオヘッド)など、各分野の才能が集結したスケール感あふれる大作がまもなく公開される。

Text:原田優輝


エンドロールにもクレジットされているように今は亡きロバート・アルトマン監督に捧げられたポール・トーマス・アンダーソンの最新作『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』だが、ここで繰り広げられるのは、彼の評価を高めた前述2作のような「ロバート・アルトマン」的群像劇とは、大きく趣きを異にする物語だ。
登場人物のセリフを一切排除し、ジョニー・グリーンウッド(レディオヘッド)が鳴らす不協和音のみが、本作の底知れぬ不気味さと恐ろしさを象徴する冒頭の20分間で不穏に幕を開ける本作では、一人の男の強欲と狂気が骨太な一大叙情詩という古典的なスタイルで紡がれている。


一攫千金を夢見る山師ダニエル・プレインビューが、息子のH.W.とともに石油が眠るアメリカ西部の小さな町「リトル・ボストン」を訪れ、やがて巨万の富と権力を手にする。しかし、ある日、息子H.W.が、採掘現場で爆発炎上の大事故に巻き込まれ、聴力を失ってしまうことに。頂点を極めたプレインビューは、地元牧師イーライ・サンデーとの確執や息子への絶望とともに人間不信に陥り、破滅への道を辿っていくー。


登場人物たちの感情が、まるで今にも地底から沸き出んとするドス黒い石油のように、沸点すれすれの極限状態で推移していく緊張感のある物語のなかで、最も興味深いのは、プレインビューと彼の存在を疎ましく思う“ナルシスティック”な牧師イーライとの対比だ。
「神」に仕える牧師と「富」を信奉する山師が、地位や名声を妄信し、その「虚栄心」はいつしか相手への「復讐心」へと変わり、ふたりを破滅的なカタルシスへと導いていく。


欲望にまみれた男たちの凋落を描くアンダーソン監督の手腕は、この映画を単なる教訓じみた作品に終わらせず、その背後にある欲望に突き動かされる人間たちのある種の「強度」を露にし、それに対する畏敬の念すら誘う演出にこそ、発揮されているように感じられる。



ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
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