HIFANAが初ライヴアルバム『CONNECT』をリリースした。今作を期に、W+K東京LABとともにメジャーレーベルと契約を果たし、新たなフィールドに足を踏み入れた彼らが、今後どのようにシーンとコネクトしていくのかがとても楽しみになる作品だ。
Text:原田優輝

KEIZOmachine!とジューシーによるブレイクビーツユニットとして、98年に活動を開始したHIFANAだが、彼らにとって大きなターニングポイントとなったのは、1stアルバム『Fresh Push Breakin’』をリリースした03年であることは間違いない。“人力ブレイクビーツ”というキャッチとともに、今まで誰も体感したことのないフレッシュな音と映像が詰まったこのデビュー・アルバムは、00年代のクラブミュージックシーンに大きな衝撃を与えた記念碑的作品といえるだろう。同時期に頭角を現したdj KENTARO、AFRA、TUCKERらとともに、ZAMURAIというパーティを開催し、明らかに“新世代”を感じさせる音楽性と圧倒的なパフォーマンスで、国内外問わず、大きな支持を集め、今なお世界的にも類を見ない独自の音を鳴らし続けている。

HIFANAが大きな注目を集めることとなったのは、先に述べた1stアルバムによる所が大きいが、彼らの真骨頂は圧倒的なスキルとエンターテインメント性を誇るライヴパフォーマンスだ。MPCサンプラーをリアルタイムで叩き、DVJで映像と音を同期させたスクラッチを披露し、パーカッションなどの生楽器もミックスするそのスタイルは、多くのオーディエンスの視覚と聴覚を挑発してきた。
そんなマジカルなステージを展開してきたHIFANAが、05年の2ndアルバム『Channel H』(20タイプ以上の映像作品を収録したDVD付作品)を経てリリースするライヴアルバムという時点で、既存のライヴアルバムとは一線を画した作品になることが期待できるワケだが、その期待通り本作では、既存のライヴ映像がまったく新しい作品へと生まれ変わっている。

本作はニューヨークや台湾などの国外でのパフォーマンスも含めたライヴ映像などが収録されたDVDと、新曲『CONNECT』を中心に、DVD未収録のライヴ音源などが収録されたCDによる2枚組作品となっている。
そのなかでも特筆すべきは、やはりライヴ映像や新曲『CONNECT』のミュージッククリップなどを収録したDVD。W+K東京LABの映像制作チームにより、時や場所を超越しエディット、リミックスされたHIFANAのパフォーマンスは、実際のライヴに足を運んだオーディエンスが見ても、当時とはまったく違う場所へトリップさせられてしまうような映像に生まれ変わっている。
これまでも音楽と映像を高次元で融合させるアプローチで、国内外で数多くの賞を受賞し、クリエイティヴシーンに大きな影響を与えたHIFANAだが、このライヴアルバムのリリースで、より多くのシーンやオーディエンスに“コネクト”していくことになるだろう。
初ライヴアルバム『CONNECT』をリリースしたHIFANAのインタビューはこちらから。

Release Information
『CONNECT』
アーティスト名:HIFANA
レーベル : W+K東京LAB / EMI Music Japan
リリース日 : Aug 1. 2007

Artist Profile
HIFANA
KEIZOmachine!とジューシーによるブレイクビーツユニット。98年より活動を開始。プログラミングやシーケンスを一切使わずに、MPCサンプラーを楽器としてリアルタイムに叩きながら生み出すビートに、生のパーカッションやDVJ











