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「InsideOut of Contexts」シンポジウム
Date: 2月27日(土)16:00~
Location: 横浜ZAIM 交流サロン

横浜ZAIMで行なわれている大山エンリコイサムと、荻野竜一の展覧会「InsideOut of Contexts」の関連シンポジウムが開催される。ゲストとして、オランダからグラフィティ・アーティストZEDZを招聘し、ヨーロッパのグラフィティを中心に現代美術やサブカルチャーなど様々な話題を横断的に展開予定。入場無料。

XLARGE “SLICK” LIVE PAINTING
Date: 2月25日 19時〜
Location: XLARGE原宿店 B1 スペース

ロサンゼルスを代表するグラフィティーアーティストSLICKが来日し、XLARGE原宿店にてライブペインティング開催。当日はXLARGEとSLICKのコラボレーションTシャツとイベントをサポートするアディダスとSLICKコラボレーションアイテムの展示、販売する。また、ライブペインティングの模様は、生中継で配信予定。詳細はこちらから。

DIESEL “BE STUPID.”
Date: 2月27日、28日
Location: BE STUPID STORE(東京都渋谷区神宮前4-31-16)

イタリアのプレミアム・カジュアルブランドDIESELが、2日間限定の”0円”でTシャツを販売するストア「BE STUPID STORE」を原宿にオープン。「BE STIPID」という言葉に込めた「自分を信じて立ち向かうこと」メッセージ、DIESELのブランドアイデンティティであるチャレンジ精神に賛同する人だけが、枚数限定のTシャツを手に入れることができるというキャンペーン。詳細はこちらから。

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Public-Image.org/Interview/Music 9 月 16th, 2009
CHINZA DOPENESS | 鎮座ドープネス|Musician
鎮座DOPENESS 1981年生まれ。東京・調布生まれ、国立育ちの28歳。2004年より活動開始。ヒップホップ、ブルース、ファンク、レゲエなど、さまざまな音楽がミックスされたカメレオンのような音楽性と、フロウや韻における際だった独創性、ブルージーかつフリーキーな唄心をあわせ持つ異才MC/ヴォーカリスト。圧倒的なスキルと表現力によるフリースタイル・パフォーマンスが、16万プレイを超えるYouTubeなどを通じて話題を呼び、熱烈なコアファンを増殖させている。そして待望のファーストソロアルバム『100%RAP』を2009年9月16日にリリース。

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鎮座DOPENESS
URL:www.chinzadopeness.com
www.myspace.com/chinzadopeness
www.wktokyolab.com
『100%RAP』(2009 / W+K Tokyo Lab)
『MOGU MOGU』Music Video
『MOGU MOGU』Music Video
『乾杯』Music Video
『乾杯』Music Video
『MOGU MOGU』Music Video
Pass:mogumogu


『乾杯』Music Video
Pass:kampai


独特の存在感は、MCバトルでの活躍や、YouTubeなどで繰り返し流されているシスコ坂のフリースタイルなどで知られていった。しかし、鎮座ドープネスが放ったファーストソロアルバム『100%RAP』は、そんなイメージを持ったヘッズたちの期待を大いに裏切ることになるかもしれない。この色とりどりのアルバムは、“ラップ界”に一石を投じることになる。ラップのハードコアな面と、その裏にあるポップネスが共存した希有なアルバムが、彼を“異才”たらしめているのである。

Text:大草朋宏



今回がファーストアルバムになりますが、どんな作品にしようと考えていたのですか?

まずは親に聴いてもらいたいと思ったんです。「こんな感じになったんだ、イイじゃない」と言ってもらえるように。流通もメジャーだし、自分が何をやっているのかをわかってもらえるように意識しましたね。初めてターンテーブルを買ってもらったのも母親なので、「あのターンテーブルから、こうなっちゃったよ」って(笑)。ホントはメジャーかインディかなんて関係ないけど、雑誌やテレビに出るのは、親や親戚にとってもデカイことだから、そういうところでうれしく思ってくれたらいいな〜と。

具体的な制作はどのように進めていったのですか?

アルバムを作るとしたら誰とやりたいかなと漠然と考えた時に、まず思い浮かんだのが、DJヤスさんとエビスビーツさんのふたりでした。一番最初に作ったのもエビスビーツさんとやった『MOGU MOGU』。大阪のエビスビーツさんの家まで行って、「“ハイブリッドみんなの歌”みたいな曲を作りたいんです」って話して(笑)。「何か美味いもんでも食おう」という出だしのラインは前からあったんですけど、サビは現場で作りました。

鎮座DOPENESS

アルバム名は『100%RAP』ですが、昔、こういうタイトルのコンピレーションありましたよね?

そうなんです。中学生の頃に聴いていたのを最近聴き直してみたんですけど、スゴくジャンルを超越したコンピでした(笑)。オニックストライブ(・コールド・クエスト)が収録されているかと思えば、M.C.ハマースノーも入ってるみたいな。スゴく柔軟でした。その感覚で、曲の印象をすべてバラバラにしたかったんです。リリックの書き方もそうだし、歌い上げている曲もあれば、タイトにラップしている曲もゴチャ混ぜになっております。

そういう意味では、プロデューサー陣が、若手からベテランまでいて、音楽性もバラバラですよね。この13人を選んだ基準はありますか?

確かにバラバラっぽいけど、みんなしゃべってみたら共通項はあります。プロフェッショナルで、芯がある人。僕自身が気が合うってことが、一番重要じゃないですかね。本当みんな良い方です!

(笑)。プロデューサーとのやりとりはどのようにして進んだのですか? まず曲のテーマやイメージを先に伝えるんですか?

「こういうことを歌いたい」っていうテーマはだいたいあります。そのテーマと曲調をどうシンクロさせていくかなどを話し合ったりします。リリックが思い浮かばない時なんかは、新しいトラックをもらって、それによって一気にリリックが書けたりと、結果的に助けられた曲もあります。

鎮座DOPENESS

リリックは、どのようにして書いたのですか?

以前は電車の中でケータイを使って書いたりしていたんですけど、このアルバムに関しては、ほとんど家で書きました。アイスコーヒーをガブ飲みしながら、パソコンに向かって。スタジオとかで書くこともなかったですね。みんなが待っている間に書くのはプレッシャーもあるし、気分も良くない。だから、家でひとりでパンツ一丁で(笑)。

家でひとりだと、逆に煮詰まりそうですが…。

だから、気持ちの作り方は学びましたね。「こういうのが好きなんだな」とか「こうしていると集中しやすいな」とか。シュークリームがヤバいですよ(笑)。疲れた時の甘い物はヤバい(笑)。

リリックの内容についてですが、割と身近なことを歌っていますよね?

あまり主張したいメッセージがないんですよね。ほとんどのことを気に留めてないから、「言いたいこと何もねーなー」みたいな(笑)。フリースタイルなんかはその表れです。ただし、ライヴも含めて何回も歌うものだから、実感のこもったリリックであることは意識しましたね。

鎮座さんのことをYouTubeなどの動画を通して知った人たちの中は、フリースタイルやMCバトルのラッパー、という印象を持っている人も多いと思います。

あれは遊びでしかないです。さーっと流しているだけで、輪郭が整ってない。一方で作品となると、輪郭を整えないといけないですからね。MCバトルに関しては、ストイックな空気にお茶を濁す役割として選ばれているという感じがありますね(笑)。練習しきれてないんで、なかなか勝てないんですけどね(笑)。


そういうゴリゴリのラッパーとして現場に顔を出し、さらに今回のアルバムタイトルも『100%RAP』。アルバム序盤の曲名も「オラハラッパー」、「HIP HOP IS…」と続くように、ヒップホップへの強い想いや独特の”オレオレ”主張もあるのかな、と感じたのですが。

そうですね。例えば、それをヤスさんのビートの上でやったのが、3曲目の「HIP HOP IS…」です。スゴくベタにヒップホップ的なフレーズを散りばめたりして。この曲は、演歌ヒップホップみたいにしたかったんです。若い子に笑われちゃうかもしれないけど、「もうオッサンだからいろいろ大変なんだな」っていう曲ですね(笑)。

そのヒップホップ感とは対照的なのが、1曲目の「ごあいさつ」。フォークの神様、高田渡さんの代表曲のカバーですね。

具体的なアイデアが全然なくて、「アルバムできないかも」って思っていた時に、HAGURETICのsaboから高田渡さんのファーストアルバムを借りて聴いたら、ホントに食らって。「なんて良いアルバムなんだろう」と。その時に、この「ごあいさつ」をヒップホップのビートで歌ってみたら、フックになりそうだと思ったんです。

鎮座DOPENESS

ヒップホップ以外の音楽も、積極的に取り入れていますよね。

もともとは中学生の時、ヒップホップから入ったんです。でもブルーハーブシンゴ02が流行った時に、みんな彼らを追随してブルーハーブやシンゴ02になろうとしちゃった感じを一人で受けてて、そういうシーン自体が嫌いになっちゃったんですよ!一人で「ウワ〜」って(笑)。その頃から、(忌野)清志郎さんを聴いて、「リリックが良いな」とか、ブルースを聴いて「比喩が渋いな」とか、テクノを聴いて「何も考えないで踊れるな」とか、いろいろな音楽を感じるようになったです。自分は、そういう他の音楽の良いところをヒップホップに変換できたらなと。ヒップホップってもともといろんな音楽の要素が入っているから、ヒップホップだけが好きというのでは、できないと思うんですよ。

鎮座さんは、色々な音楽を取り入れながら、独特のフロウで強い個性を発揮していますが、どのようにオリジナリティを追求していったのですか?

例えば、チャゲアスを歌っている気持ちよさと、ラップをしている気持ちよさは、普通シンクロしにくいですよね。そこを近づけて楽しめないかなと。それがヒップホップじゃなくなる可能性もあるかもしれないけど、ラッパーとしてそれなりに気持ちをしっかり持っているから、成立するんじゃないかなと思っております。「スタイルウォーズ」って言葉もありますし、みんなもっと色々なスタイルを見せ合えればいいと思っとります。

鎮座DOPENESS

「リリックには主張がないといけない」というような風潮は確かにありますよね。

主張は1行だけあればいい。それよりもみんなが楽しめる要素がないとダメだと思っています。ヒップホップのライブって、主人公の物語をウンウンって聴いている印象がある。でも、「ソウルトレイン」とか見ていると、マーヴィン・ゲイが歌っている横で、同じように女の耳元で歌っている男がいたりするんですよ。「脳天気野郎」という曲は、女の子を思い描いた曲で、ライヴの時には、最後の「とろけるメロディに/今君思う」というバースを、手を繋ぎながら、隣の彼女に向かって歌ってほしい。自分が主人公になればいいんじゃないかと。

「主張がない」と主張するスタイル、と。

とにかくもっと色々なスタイルの人が出てきたら楽しいと思います。若いラッパーの方の作品には期待をしています! 若いうちにドンドン作品を作るのは良いことですよね。年取ってから作品作ると、完璧主義者的になっちゃうので、オレみたいに苦労してひねり出した“かたいウンチ”しか出なくなっちゃうような気がします(笑)。

(笑)。まだ”かたいウンチ”がやっと出たところですが、次はどんなウンチになりそうですか?

「次はこうしたい」というようなアイデアもいくつかあるので、あとは柔らかかったり、水っぽかったり、様々な形でリリースしていきたいと思っています。

鎮座DOPENESS

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