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国内外の様々なレーベルからの楽曲リリースやRemixワーク、様々な土地でのDJ、LIVEプレイを行い、ジャンルを問わず国内外から高い評価を集めているOlive Oilと、ペインティング、コラージュ、プリント、オイル、ライト、Macを駆使したデザインワークで、様々なアーティストやレーベル、イベント等のアートディレクション、デザイン、映像制作を手掛け、海外のアートマガジンへの作品提供なども行っているPopy Oilによるクリエイティブユニット。ユニット結成時より、福岡を拠点に活動を続けている。
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唯一無二のスタイルを持ったビートメイカーとして、福岡から全国にその名を轟かせ、今年リリースされた2枚組から成るセカンドアルバム『SPRING BREAK』でも、トラックメーカー、DJとしての手腕を発揮してみせたOlive Oil。そして、特徴的な色彩センスと構成力によるグラフィックや映像表現で、様々なアーティスト、レーベル、イベントなどのアートディレクション、VJなどを手掛けるPopy Oil。DOPEでありながらPOP。その独自の感覚で、福岡クリエイティブシーンの求心力となっている OILWORKS のふたりが、12月5日に開催される「 Public/image.FOUNDATION Vol.2」へ出演する運びとなった。イベントを直前に控えた彼らに、メールインタビューを行った。
Text:原田優輝
OILWORKS結成に至るまでの経緯を教えてください。
Olive Oil(以下O):最初は、「単純に面白いことやろうよ」みたいな感じですね。それ以前から、音と絵を一緒にやっている人たちはいたけど、なんかマニアックすぎるというか…。なので、自分たちはもっとラフにノリで始めたんです。
それまでに影響を受けたクリエイターがいれば教えてください。
O:日本だとダントツで山塚アイ。音も行動もキテますよね。高校生の時とかは、ヒップホップを聴いてたんだけど、ヴィジュアル的には、「山塚アイみたいになりてー」と思ってました(笑)。髪の毛を接着剤でとめたりして(笑)。
Popy Oil(以下P):オレもボアの影響は受けています。あと、ビースティーボーイズが起こしたカルチャームーブメントもスゴかった。スケボーからすべてが始まった感じですもんね。ヴィジュアル面では、411、クリス・カニンガム、田中一光、Barnstormers 、横尾忠則etc…。他にもまだまだたくさんいるけど。


Photo:aki
OILWORKSの現在の主な活動について教えてください。
O:僕は毎日音いじってますね。日本を始め、世界中の人たちや友達のRemixをやったり、Mix CDを作ったり、デモとして送られてきた音源のチェックをしたり、です。同じようにPopy Oilも、世界中のヤツらのデザインをしたり、Tシャツを刷ったり。平日、土日関係なく、遊びながら仕事(?)してますね。
それぞれ「音楽」「ヴィジュアル」という専門領域を持っていますが、制作やイベントなどでは、実際にどのような流れで作業を進めていくことが多いのですか?
O:流れとかはあまり考えたことないです。オレらの部屋には、常に新しい何か、例えば音だったりデザインだったりがあって、自然に目にも耳にも入っているので、制作することは、呼吸するのと同じくらい普通なこと。流れ…。考えたことないですね(笑)。
P:確かに…。ライブの流れすら決めてないですから(笑)。ある意味、流れのままにってことかな。


(左)『EL NINO』EL NINO、(右)『Who I am?』Soloal-One
制作におけるインスピレーションソースにはどのようなものが多いですか?
O:ありとあらゆるものが対象です。いろんなことを比喩させて考えることが好きかな。ホントなんでも面白いです。
P:ホントそうですね(笑)。
Olive Oilさんが今年リリースされたセカンドアルバム『 Spring Break 』は、MIXスタイル、NON MIXスタイルに分かれた2枚組作品でしたが、DJと楽曲制作では、スタンスは異なりますか?
O:DJも楽曲制作も、基本的には同じベクトルです。例えば、60分のMIX CDだったら、「喜怒哀楽」や「春夏秋冬」なんかを物語風に作ることができるけど、3分の楽曲でも、その中に同じように「喜怒哀楽」「春夏秋冬」を表現することができます。ターンテーブルなら1秒でできることが、パソコンでは30分かかったり、ワンクリックの作業が、ターンテーブルでは不可能だったりするところも面白い。どちらにせよ、一番大事にしないといけないのは、自分の持っている空気を伝えることだと思います。

Photo:aki
Olive Oil、soloal-one 、EL NINOなど、様々な名義を使い分け、アーティストとのコラボレーションも積極的に行っていますが、各プロジェクトを並行させているからこそ得られるようなものがあれば教えてください。
O:アイデアの向こう側にあるアイデア。でも、あんまり色々なことをやりすぎると、音楽を始める前に持っていた感覚がなくなりそうになったりもしますからね…。大人になるにつれて忘れていく感覚って、当たり前のことだから気が付きにくい。でも、そういうところをOILWORKは見逃さない(笑)。ちょっと前に、同じ考えを持っている人に会ってビックリしました。その人は霊感について喋ってましたが…(笑)。シンクロしましたね。
Popy Oilさんは主にヴィジュアルを制作されていますが、それらの作品は音楽とどのような関連性を持っているのでしょうか?
P:兄弟みたいな感じですね。僕は、ヴィジュアルを作り始める前からDJをしていて、アナログのジャケットデザインをしたくてグラフィックを始めたところもあります。「それならすべて自分たちで」ということで始めたオイルですしね。だから、音楽との関連というよりも、まず音楽ありきなんです。
映像、グラフィックなどの制作において、大切にされているポイントを教えてください。
P:もちろん作品や仕事によってポイントは違ってくるから、これといってないですけど、しいてあげるなら、”ワザワザ”感。結局、手法なんかはすでにほぼやり尽くされていて、さらにその中の限定されたスタイルでみんなやってるわけだから。そこで必要になってくるのは、個人の匂いみたいなものをプラスすることだと思うんですよ。当たり前のことかもしれませんが…。匂いだけは残しつつ、毎回違う方法やスタイルでやっていくというのが理想です。


(左)『PIANITYep』OLIVE OIL、(右)『Spring Break』OLIVE OIL
おふたりが福岡を拠点に活動されている特別な理由やメリットがあれば教えてください。
O:たくさんあります。ご存知の通り、ご飯が美味しくて安い。町がキレイで家賃も安い。そして、キレイな女の子が多い(笑)。他にも、 BASE というクラブがあって、質の良い音がかかりまくっていて、県外からも道場破りのようにラッパー、DJ、トラックメーカー、VJ、デザイナーたちが訪れるドープスポットです。POPとDOPEが絶妙に入り乱れています(笑)。将来、自分の才能で食っていこうという人たちがホントにいっぱいいるので、刺激になりますね。
福岡のクリエイティブシーン、パーティーコミュニティの独自性とはどのようなものなのでしょうか? 東京とはだいぶ違いますか?
O:大きく違いますね。まずやっぱり、酒の量が違う。冗談です(笑)。一言で言えば、モチベーションが高い。それはやっぱり、遊びに来てもらうのが一番わかりやすいかな。OILWORKSの活動が独特なように、アーティストたちそれぞれが違うカラーを出しながら、デカくなってきてますね。MC ケイカクパビリオンが主宰するイベント「REBEL FOUNDATION」なんかもいい感じです。今、天神にはヤバいヤツらがゴロゴロしてますよ。京都から遊びに来ていたお客さんが、福岡の人たちはうらやましいって言いながら帰っていきましたよ(笑)。


(左)『FullOfSpecialMemories』OLIVE OIL、(右)『Antenna』Soloal-One
今後のOILWORKSの展開について教えてください。
O:今まで通り、「NO OILWORKS, NO LIFE」ですが、どうにかして世界に激震を走らせたいですね。それが最近の野望です。
P:「NO OIL, NO LIFE」 な展開(笑)。
12月5日にUNITで開催される「Public/image.FOUNDATION」では、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか?
O:ここ2,3年間くらいの集大成を披露できればと思います。
P:ガッチリ合わせたいです!
最後に、イベントに遊びに来るお客さんに何か一言お願いします。
O:バーカウンター前であったら声かけてください。テキーラごちそうします(笑)。

Photo:aki

















