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AFRA、啓、K-MOONの3人からなるヒューマン・ビートボックス・バンド。2005年からライブを中心に本格的に活動を開始。スペイン・バルセロナで開催された世界最大規模の音楽フェスティバル「SONAR 2005」 への参加を皮切りに、IAN BROWNのイギリスツアーのオープニングアクトを勤めたほか、オーストラリア最大の音楽フェスティバル「BIG DAY OUT」に出演するなど、国内外のミュージック・シーンにおいて今最も動向が注目されているグループのひとつ。デビューアルバム『I.B.B.』以来、約2年ぶりのアルバム『WORLD CLASS』をエイベックスrhythm zoneよりリリース。初回盤には「ヒューマン・ビートボックス講座」を収録したDVD付き。 contact AFRA&INCREDIBLE BEATBOX BAND URL:www.myspace.com/ incrediblebeatboxband, www.oddjob.jp |
世界各地の音楽フェスへの参戦や、各メディアへの進出など、ヒューマン・ビートボックスという武器を手に、”ワールドクラス”の活躍を見せるAFRA&INCREDIBLE BEATBOX BAND。「ヒップホップ? 何それ?」なオーディエンスをも熱狂の渦に巻き込む強いポピュラリティと、ストイックなまでの音楽へのこだわりを備え持つ彼らが、移籍後初となる2ndアルバム『WORLD CLASS』をリリース。早速、AFRA、啓、K-MOONの3人に話を聞いた。
Text:小宮川“REALGOLD$”りょう
エイベックス移籍第1弾となるアルバムですが、前作に比べてどの辺りが進化してるのでしょうか?
AFRA(以下A):前作では、プロデュースでK.U.D.Oさんが参加してくれていたんですけど、今回は完全に“自分たち発信”で楽曲を作っていったので、3人の色がより濃く出ていると思います。ビートボックスだけじゃなくて、トラックメイキングをしたり、サンプラーや色んな楽器を使ったり、多角的な見せ方をしているというか、AFRA&INCREDIBLE BEATBOX BANDが単なるビートボックスのグループじゃないことがわかるアルバムに仕上がったと思っています。
K-MOON(以下M):似たような曲がないんですよね。バラエティに富んでるというか、色んなジャンルの音楽を自分たちなりに消化した感じです。
啓:一般的に考えて「ヒップホップじゃない」と解釈する人もいるかもしれないけど、これが自分たちなりのヒップホップ。このアルバムも色んな“貌”を持ったダンスミュージックアルバムだと思います。
A:ビートボックスでホワイトストライプスのカヴァーをしてみたり、コトリンゴさんをフィーチャーした啓くんのダブステップの曲だったり、K-MOONエディットのトラックだけで聴かせるインストだったり、ホンマにやりたいこと、「こんなんやったら面白いんちゃう?」っていうことをやった感じですね。

ゲストも多彩ですよね。特にコトリンゴさんなんかは意外でした。
啓:トラックを作った時に「何かが足りへんな〜」と感じてて、試行錯誤していたんですけど、シンガーに歌ってもらうのがいいのかな、と。それで、エイベックスの方にCDを聴かせてもらって「ああ、この曲に合うな」と、いうことで紹介してもらいました。コトリンゴさんの歌声がフワフワしてて、いい感じだと思います。
A:RYO the SKYWALKERさんとの「Spring Bounce」は先行シングルだったこともあって、「さあ、どうしよう!?」ってところから始まりましたね。結果、ボルティモア・ブレイクスとダンスホール・レゲエの融合的な曲に仕上がりました。
啓:ボルティモア・ブレイクスとダンスホール・レゲエ。ありそうでなさそうで、結構あるっていう(笑)。
A:あとは「Let The Music Take You Higher」で一緒にやってるロボ宙さんと、高校時代からの友人のSHIVAとは付き合いが長いですね。この曲は生ベースを入れて、80年代のNY、オールドスクール・ディスコのイメージ。

AFRA
個人的にCHARAさん参加のホワイトストライプス「SEVEN NATION ARMY」のビートボックスカヴァーがかなり好きです。
A:CHARAさんはライブで一緒になったんですけど、初めて会ったと思えないような気さくな感じで「どもども!」って入ってきて。少女のような、風のように素敵な大人でした。
M:ライブ感を出したかったので、あの曲の3人のビートボックスは生で録りました。長尺のループで、ブレがあるけど、それもアジかなということで。
A:ゲストだと、あとはジェシー・ローズ。ちょうどWIREで来ていて。去年だったかな? めっちゃ楽しい奴やったな?
啓:ライブを観てくれて「やばかった!」とか言って、大阪も一緒に行ってライブしたり、曲もスムーズにできましたね。

K-MOON
海外からのゲストと言えばディプロも参加していますよね。彼とはどんな感じで?
A:ディプロには丸投げでお願いしました。俺らの音で好きに作ってくれという感じで、ビートボックスの素材だけでカッコ良いものを作ってくれて。ネタを上手いこと調理してブレイクビーツを作る人ですよね。今回の俺らのネタはビートボックスだけだから、ディプロ的にも難しかったんちゃうかな?
M:この曲、超ミニマムだからプロデューサー仕様かも。サンプリングしたくなる(笑)。
トラックメイカーにSHINCO(スチャダラパー)&TUCKER、ラップにVERBAL(m‐flo)、NIPPSを迎えた「Golden Ballers」はアルバムの中でもハイライト的な1曲ですね。
A:自分たちからお願いして呼んでるからには、“インクレ色”にしたいんだけど、各人のカラーをどう活かすか? というのも難しかった。作りながら見えていった感じですね。VERBALくんとNIPPSさんはラッパーとしてのスキルとプライドがあるから、「これがオレ、それがオマエ!」的な雰囲気がその場からビシビシ伝わってきましたね。スリリングなリリックにも注目して欲しいです。
M:人が多かったからまとめるのが大変でしたね。作りながら「どーまとめよう?」ってめっちゃ考えました。
啓:K-MOONが叩き出したループに「それいいね!」ってNIPPSさんが乗ってきて、リリックを乗せ始めて…。遊びの延長線上というか即興的なセッションの中から生まれたんですよ。

啓
今回、DVDにはミュージックビデオのほか、ヒューマン・ビートボックス講座が収録されてますね。
M:僕の昔の同級生でニギリって奴がおって、いつもライブにきてくれてるんですけど、今回彼を生徒役にしました。アーティストでもなんでもない普通のサラリーマンなんですけど、大抜擢で(笑)。
A:TVに出してもらったり、海外でライブしたりしてるけど、ヒューマン・ビートボックスってまだまだマイナー。すごくカッコ良いアートフォームなのに知らない人も多いから、自分たちのやっているこのアートフォームの素晴らしさをきちんと伝えたいと思ってるんです。それに、K-MOONはトラックメイキングの才能があるし、啓くんは音楽的な素養があって、メロディを作るのが上手い。ライブをやるときも三者三様。今自分たちが一番カッコ良いと思う色んなジャンルの音楽をヒップホップ的な解釈で再構築するヒューマン・ビートボックスのグループは、やっぱり自分たちだけだなって思ってます。これからシーンはもっともっとデカくなっていくと思うし、もっとヤバい奴が出てきて欲しいと思うから、そのためにも自分たちは日本代表として世界に出いくつもりです。「もう誰にも止めれない!」って感じで(笑)。

















