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HANAYO Exhibition
Date: 1月27日〜2月5日
Location: VACANT

ベルリンを拠点に活躍する日本出身のマルチアーティスト花代の個展『においと光と笑いと記憶と涙の関係』が開催される。体と心の間にふと訪れる、直接的かつ無意識的な感覚に焦点を当てた作品が様々なメディアで表現される。また、1月28日には、宇川直宏氏とトークセッションも予定されている。

TAKU ANEKAWA Exhibition
Date: 1月22日〜2月3日
Location: Gallery Speak For

刺繍やシルクスクリーンを用いたアートワークなどで知られる姉川たくの展覧会「理想論」が開催中。今回の展示では、姉川氏のイラストレーションにスポットを当てた作品が展示されている。また、alfredoBANNISTERとのコラボレーションによる姉川氏のイラストレーションがあしらわれたオリジナルシューズも置かれている。

中村紋子「USALYMAN」展
Date: 1月13日〜2月16日 
Location: B GALLERY

写真と絵画を精力的に制作する中村紋子の新作展 『USALYMAN』 がB GALLERYにて開催。サラリーマンをテーマに、100人にも及ぶ様々な職種のサラリーマンを撮影した写真作品と、圧巻のデッサン力と色彩センスで描かれた絵画作品が展示される。

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DIET BUTCHER SLIM SKIN | ダイエットブッチャースリムスキン | Fashion Designer
DIET BUTCHER SLIM SKIN 大学卒業後、アパレルメーカー勤務を経たデザイナー深民尚により2002年に会社が設立され、展開されているブランド。モードとストリートそれぞれどちらにも完全に属さない独自のスタンスでコレクションを発表している。
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Diet Butcher Slim Skin 08-09AW Collection "erosion"
Diet Butcher Slim Skin 08-09AW Collection "erosion"
Diet Butcher Slim Skin 08-09AW Collection "erosion"
Diet Butcher Slim Skin 08SS Collection
Diet Butcher Slim Skin 07-08AW Collection
Diet Butcher Slim Skin 07SS Collection
Diet Butcher Slim Skin 07SS Collection
Diet Butcher Slim Skin 08SS Collection 1/2


Diet Butcher Slim Skin 08SS Collection 2/2


Diet Butcher Slim Skin 07-08AW Collection


Diet Butcher Slim Skin 07SS Collection


Diet Butcher Slim Skin 06-07AW Collection


08年-09年秋冬シーズンのコレクションにおいて、“僕の頭の中を覗き見しませんか? チャイムも押してみませんか?”と題し、デザイナー深民尚の脳内を空間化するという一風変わったインスタレーションを展開したダイエットブッチャースリムスキン。1度聞いたら忘れられない特異なブランドネームとともに、アート性の高いユニークなコレクションを展開し、2002年には自社メタルバーガーを設立。そして、06年からはショー形式のコレクション発表もスタートし、業界からの注目度も飛躍的に高まるなど、着々とステップアップを続ける同ブランドのデザイナー深民尚を取材した。

Text:原田優輝


まず始めに、ファッションデザインを志したきっかけを教えてください。

大学2,3年生の頃に、アパレル会社で洋服等を運ぶトラックの運転手のバイトをやっていたんです。それがきっかけで服作りに興味を持つようになり、その会社で余った布などをもらい、自分でミシンを踏んで洋服を作るようになったんです。

服飾の専門的な勉強はされていなかったのですか?

していませんでした。大学に入った頃は通訳を目指していたので、英米語学科で勉強していました。元々音楽が好きで、ロンドンを始めとするヨーロッパのカルチャーに興味があったんです。当時はジャンル問わず、色々なイギリス音楽などを聞いていたのですが、ファッションもそうしたカルチャーの中のひとつとして捉えていましたね。

服作りはどのようにして学ばれたのですか?

自分で古着を買って分解してみたり、アルバイトをしていた会社のパタンナーから洋服を構造などを教わったりしながら、見様見真似で学んでいきましたね。当時はクラブが流行り始めていた頃で、文化服装学院の学生たちがやっていたイベントなどで自分たちが作った服を売ったり、あげたりしてましたね。

当時はどのような洋服を作られていたのですか?

恥ずかしくてあまり言いたくはないのですが、振り返ってみると核となる部分は昔から変わっていないような気もします。引っ越しの時などに、昔作っていた服がひょっこり出てくることがあるのですが、「変わってねえな」と感じる部分と、「少しは進歩したかもな」と思う部分が半々という感じですね。

DIET BUTCHER SLIM SKINDIET BUTCHER SLIM SKIN

大学を卒業されてからはすぐにご自身のブランドを立ち上げたのですか?

いえ、全然技術もなかったですし、もっと洋服の勉強をしたかったので、アパレル会社に就職して、5年程営業の仕事をしていました。それと同時並行で、家に帰ってから洋服を作っていました。それをその会社の社長が見てくれて、ブランドをやらせてくれることになったんです。大学時代から「ダイエットブッチャースリムスキン」という名前でやっていたので、それをそのままブランド名として使うことにしました。その社長は女性の方だったんですが、スゴく愛のある方で、色々なことを教わりましたね。今はもう病気で亡くなってしまったのですが、その人の影響は大きいですね。今でも自分の机には彼女の写真が置いてあって、たまにそれを見ては「気抜けねえな」と思いながら仕事してます。

その社長から言われた印象的な言葉などがあれば教えてください。

「洋服はアートじゃない」ということをよく言われましたね。でも僕はアートだと思いたいという考えがあって、未だにその答えは出ていないのですが、ビジネス面なども含めて洋服に対する考え方などを色々教わりましたね。でも、今こうやって独立させてもらっていますが、頭ではわかっていながら、なかなか実践できないことは多いです。

これまでのコレクションでも、様々な分野のクリエイターとコラボレーションされているようですが、やはりアート志向が強いのですか?

そうですね。むしろそっちの方がやりたかったくらいなので、今でもそういう方たちと絡んだりしながら刺激を受けたいという想いは強いですね。

DIET BUTCHER SLIM SKIN

ダイエットブッチャースリムスキンの服作りにおいて大切にされていることを教えてください。

「興奮」ですかね。美術館とかに行っても、興奮できる作品が一番好きだし、自分はそれを洋服で表現したいと思っています。あと、自分が愛情表現を上手くできない性格ということもあると思うのですが(笑)、どこかで「曲がりたい」と思っている気がします。例えば、Tシャツのグラフィックを決める時なんかでも、「こうすればスゴくカッコ良くなる」ということを分かっていながら、素直にはそれができないんです…。それをストレートに出せれば良いのでしょうが、照れくさいところがあったりして、どうしてもねじ曲がってしまう(笑)。でも、そういうところが好きで着てくれているお客さんもいるとは感じています。

ご自身がアートや音楽に接する時も、どこか屈折している感じがあるものがお好きなのですか?

そうしたものも好きですが、それだけではなく美しいものも好きなんです。だから、「変態的でキレイな服」を作っていきたいですね(笑)。

ダイエットブッチャースリムスキンの洋服をどんな人たちに着てもらいたいと考えていますか?

色んなお客さんに着て頂けたらと思っています。夜の商売の人からサラリーマン、肉体労働の人まで色々な生活をしている人が着て「遊べる」服作りを目指しています。

DIET BUTCHER SLIM SKIN

今シーズン(08-09A/W)のコレクションテーマを教えてください。

テーマは「浸食」です。このテーマが思い浮かんだのは、朝方みんなと飲んで酔っぱらいながら公園に行った時に、葉の落ちた木々の枝が広がっているのを見て、その鋭くて気持ち悪い感じが映像としてずっと残っていて、その残像を広げていきたいと思ったのがきっかけです。そこから「浸食」というキーワードが出てきて、京都の染色屋さんに「ろうけつ染め」という手法で試してもらいながら、テキスタイルを作っていきました。

今回のように映像的なイメージがコレクションのテーマにつながることは多いのですか?

多いかもしれないですね。前回の春夏シーズンでも、モロッコに行った時の映像的なイメージをなんとかカタチにできないかなというところからスタートしていますし。

今回はプレゼンテーションも非常にユニークでしたね。

スタジオを借りて、そこにドアを多数設置し、その中の密閉された空間を自分の脳内に見立てたプレゼンテーションをしました。訪れた人たちは、覗き穴からその室内を見て、設置されているドアベルを押すと、中にいるモデルが色々なアクションを起こしたりします。朝方の公園で感じた静かでドヨンとした感じを出したかったので、今回はランウェイではなく、このようなカタチで見せたかったんです。

DIET BUTCHER SLIM SKIN

コレクションの見せ方にも毎回非常にこだわりが感じられます。

特にここ3,4年はそうですね。ランウェイ、プレゼンテーション、映像など形式にはこだわっていないですし、常に何か違った見せ方ができたらとは考えています。ただ、中途半端になってしまうのならやらない方がいいと思っているので、今回も当初は世界観を伝えるための映像も作ろうと考えていたのですが、時間的な制約があり、あきらめてしまったんですが…。残念でした。

2006年からはキャットウォークでのコレクション発表もスタートしていますが、それによって何か変化はありましたか?

服作りの仕方が少し変わったところがありました。それまでは、明確なシーズンテーマを設定することが嫌いだと思い込んでいたのですが、いざやってみると「意外に好きなのかも」と感じました(笑)。それと同時に「結構(テーマに)振り回されるな」と(笑)。それが良かったのか悪かったのかはわかりませんが、新しい作り方を発見した感じでしたね。やっぱりショーで見せる時は、テーマ性があった方が見ている側にも世界観を伝えやすいですからね。

DIET BUTCHER SLIM SKINDIET BUTCHER SLIM SKIN

現在は国外でも展開されているのですか?

そうですね。アジアやヨーロッパ、アメリカなど海外でも卸しています。海外からの反応は、バイヤーさんなどからしか伝わってきていないのですが、彼ら良い部分と悪い部分をハッキリと言ってくれますね。ある時、イタリア人のバイヤーに、日本とヨーロッパでは洋服の歴史も感性も違うから、アメリカ人でもヨーロッパ人でもない日本人としての自分のオリジナリティやマインドを何よりも大事にしてほしい、というようなことを言われたのですが、ホントにその通りだなと思いましたね。

最後に、今後の展望があれば教えてください。

基本的には今とそう変わらないですね。興味があるものと向き合いながら、興奮して、楽しんで、ずっともの作りを続けていきたいと思っています。時間が流れるとともに、昔面白かったことが面白く感じられなくなったり、逆に今まで興味がなかったものが面白くなってくることがありますよね。最近は、「No」と思っていたものが「Yes」に変わったりすることが、新しい興奮や喜びを生むきっかけにつながっていくのかなと感じています。

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