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MANABU IKEDA Exhibition
Date: 11月26日〜1月17日
Location: MIZUMA ART GALLERY

丸ペンを使った細密画による作品で知られるアーティスト池田学の2年ぶりとなる個展が、中目黒MIZUMA ART GALLERYで開催中。制作期間2年の大作『予兆』ほか1点が展示されている。作家インタビューは、INTERVIEWページで近日公開予定!!

77 BOADRUM
Date: 11月26日

2007年7月7日、ニューヨークで開催されたライブイベント「77 BOADRUM」の模様を収録した作品がリリース。ボアダムスを中心に、77台のドラムで一斉に演奏された驚愕のパフォーマンスの様子が、音源(2CD)、映像(DVD)、写真集にパッケージングされている。

KEIICHI TANAAMI Exhibition
Date: 11月22日〜12月28日
Location: NANZUKA UNDERGROUND

田名網敬一による個展『COLORFUL』が、渋谷NANZUKA UNDERGROUNDでスタート。田名網の初期作品にスポットを当て、60年代及び70年代初めに制作されたペインティング、ドローイング、映像作品、シルクスクリーンなど、当時の作品を再構築した新作のペインティング、立体作品が展示されている。

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Public-Image.org/Interview/Music 6 月 18th, 2008
the samos | ザ・セイモス | Musician
the samos
『KARKA HIGH』The Samos (2007 / BMG JAPAN)

ミクスチャーダンスバンドSBKのフロントマンShigeo、NEWDEALとして活躍中のDJ/プロデューサーHitoshi Ohishiと、Shigeoのの実弟DJ RAYMOND、様々な楽器を操るマルチプレイヤーのマーク(M.I.T.)によって結成されたモードエレクトロバンドthe samos。世界的なネットワークスペースやアンダーグラウンドシーンで進行しているエレクトロ・インヴェンションの動きに共振しつつ、ロックとダンスミュージックの「融合」というよりも、「共鳴」を基調とした独自のサウンドを構築しているオリジナルの存在だ。6月28日に代官山UNITで開催されるPublic/image.FOUNDATIONにも出演するthe samosの中心メンバーであるShigeoとHitoshi Ohishiの2人に、様々な話を語ってもらった。

Text : タナカヒロカズ(OmegaTriibe)


まず始めに、the samos結成の経緯を教えてください。

Hitoshi Ohishi(以下O):結成したのは今から4年前くらい、2004年あたりだったかな?

Shigeo(以下S):そうだね。その時はまだ名前もなかったし、何となくニューウェーブっぽい曲を「バンド」でやろうということになって。最初は、僕とM.I.T.がスタジオに入って、「もう1人プロが必要だ」ということになって、Hitoshiを誘ったんです。弟のRAYMONDもmoldで一緒にやってたし、テクニカルな面でさらに強くしたくて、自然に4人編成になりましたね。

結成当初、Shigeoさんはmoldも平行してやっていたんですよね。

S:そうですね。でも今思うと、僕みたいに整理されていない人間が、よくクリックハウスみたいなキッチリした音楽やってたなと思いますけどね。Hitoshiもちょうどその時期にNEWDEAL名義で活動していて、お互いにラップトップをメインにしていたのですが、正直PCべースの制作に限界を感じていたし、何か違う表現をやりたいと思っていたんです。最初のうちは、とにかくみんなでスタジオに入って音をこねくり回すという感じだったので、それぞれの立ち位置というか、機材も含めて今の編成に落ち着くまでは時間がかかりましたね。

O:スタジオに入って、みんなで音出しするのは単純に楽しかったですけどね。方向性は全く見えてなかったけど、今までとは違うことをやっているという確かな感触はありました。「おいおい、オレのシーケンスでドラム叩いてるよ」みたいな(笑)。

S:とりあえずTB-303持ってきて、音を重ねてみたりね(笑)。

それは“ハード回帰”ということですか?

S:ハード回帰ということよりも、よりフィジカルな表現手段で音楽を作りたいなと。

O:音楽を表現する上で、PCというのは元々当たり前にあって、ハードへの固執も全くない。ましてアナログシンセじゃないとダメみたいなこだわりもないし、せいぜい「ツマミが手で回せるのはいいな」とかそういうレベルですね。色んなエレメンツを並列に考えてますね。

the samosthe samos

S:僕は元々バンドでやっていたし、実はHitoshiもPop Will Eat ItselfとかEMFのカバーをやってしまうような超ヒップな高校時代を過ごしてたりするので (笑)。

O:年代的にちょっとだけ後追いなんですけど、当時はセカンド・サマー・オブ・ラブマッドチェスター全盛だったんですよね。

なるほど。ハード回帰というよりも、PCも含めた様々な音楽制作ツールをフラットに使うというところから始まっているのですね。その後、06年にiTUNES STOREで『info freak out』を発表し、ライブ活動も開始するわけですよね。

S:最初にライブをやったのは代官山UNITです。ライブでは、2DJスタイルのフロアー感を意識した「モバイルセット」と、バンド編成でよりフィジカルな面を意識した「バンドセット」をイベントによって使い分けているんですけど、バンドセットでやるには少しリハビリが必要でしたね。「練習しなきゃ!」って(笑)。

O:今でこそエレクトロ・バンドも普通になってきていますけど、当時はまだ少なくて、対バンも見つからないし、「どこで誰とやればいいの?」って感じでしたね。

クラブでは「ダンスミュージック」、ライブハウスでは「バンドサウンド」。これまでは両者の間に「見えない壁」というものがあったと思いますが、このところはユーザーの嗜好に少しずつ変化が起きている気がします。

O:そうですね。ちょっと前までは、クラブでのパフォーマンスの時にShigeoが歌ったりすると「何だよっ!」って感じで、フロアから人がいなくなることもあったんだけど、最近は逆に「何? 何?」という感じで、お客さんも盛り上がってくれる。以前よりも受け入れられやすい環境になってきている気がします。

S:うん。最近は何でもアリというか、良い意味でやりやすくなっていると思う。PCも含めた様々な機材があるなかで、何を選択するかはその人たち次第。それが個性になることもあれば、逆にゴミみたいなものができてしまう可能性もある。でも、そのゴミがまた新しいものにもなり得る。少し視点を変えることで、表現の可能性が広がるというか。特に若いクリエイターやリスナーはその辺が柔軟ですよね。色んな要素をフラットに見ることが自然にできている。

the samos

クリエイターだけではなく、リスナーも含めた音楽環境が変わってきているのでしょうか?

S:僕らにとっては、実は1周しているものだったりするんですけど、若い子たちにはそれが初めての体験なので、解釈の仕方や表現方法がぶっ飛んでいて面白いなって思います。THESE NEW PURITANSなんか、「コイツらこの年齢でこの音かよ!」って(笑)。JUSTICEが出てきた時も衝撃でしたね。ギターでもシンセでも歪ませちゃったら関係ねえ! みたいな。自分たちのものになるかどうかはわからないけど、手法としての新しい発見は結構ありますね。

O:セカンド・サマー・オブ・ラブが、ダンスカルチャーへのロック側からの片想いだったとしたら、最近の風潮は、良い意味でフィジカルな部分への回帰衝動なんだと思うんですよ。TR-909のキックじゃなくても、生ドラムのバスドラの音でもいいじゃんとか、クラブでギター鳴っているのもカッコ良いな、と思える感覚というか。クラブミュージックにドップリだけど、普通にロックも好きで、夏にはフェスにも行くという人たちが増えてるんじゃないですかね。

楽曲制作についても聞きたいのですが、創作のインスピレーション源はどういうところからきているのですか?

S:iPodのシャッフル機能をよく使っています。好きなアーティストの音源とか、よく聴いていたアルバムなんかを片っ端から入れていくと、自分でも何が入っているのか分かんなくなってくるんです。そうすると、ふとしたときにiPodが意表をついた選曲をしてくれる時がある。「この繋ぎヤバい!」というようなスゴい流れを作ってくれたり、時間帯に絶妙にマッチした選曲になることなんかもあって、そうした偶然が曲を作り始めるきっかけになることは多いですね。

アーカイブとランダム抽出が思わぬ偶然を引き起こすわけですね。

S:そう。本当の意味で完全にゼロから何かを生み出すということは、そんなにあることではないと思っているので、自分の中にアーカイブされたものに対して、どんなフィードバックをして、いかに自分なりのハレーションを起こせるかということだと思うんですよ。例えば、ファッションなんかでも、80’s/90’sリバイバルという動きになっているし。僕自身その時代の映画や音楽などのカルチャー全般に強く影響を受けていると思いますしね。

O:僕らの間で勝手に呼んでいる「リサイクル」という作業があるんです。一度ゴミ箱行きになったギターリフなんかの素材をゴミ箱からサルベージしてきて、思いっきりエディットして使ったりするんですけど、それをShigeoに聴かせたら「このリフカッコ良いじゃん! 誰が弾いたの?」って。「お前だよ!」(笑)。

S:だって全然変わってんだもん。もう弾けねーよって(笑)。

O:あとはやっぱり、Shigeoの「歌」がすべての楽曲を繋いでいるということはすごく重要です。どんな前衛的なサウンドだったとしても、そこに歌があることで音自体に意味が付加されるし、一貫したオリジナリティが構築されるんです。

the samos

バンドならではのサウンドクリエイトですね。先日、快心作『Back to Back ep』を発表されたばかりですが、今後の予定などを教えてください。

S:今夏のフジロック フェスティバルライジングサン・ロックフェスティバルで出演させてもらうことが決まっています。新曲も結構作っているので、年末から来年頭には、ニューアルバムも出せたらなと思っています。

新作はどんな内容になりそうですか?

S:今の音楽性をさらに深化させた内容になると思います。少しヘンな話ですが、こないだコンビニに立ち寄ったら、「ビッグプッチンプリン」っていう普通の4倍くらいあるやつがあったんです! ちょうど僕らの間で、自分たちの中では相当攻めているつもりなんだけど、今イチ届いてないなっていう話をしていたところで、それを見て「ここまでいかないとダメなんだ」って思い知ったんです(笑)。こうなったら、かなりの品質改善をして、いくとこまでいってやろうと(笑)。

(笑)。テラ盛りな新作を期待してます!! それでは最後に、6月28日に代官山UNITで開催される Public/image. FOUNDATIONへの意気込みをお願いします。

S:出演するアーティストのテイストや個性が違うので、それぞれのサウンドやスタイルを咀嚼するみたいに楽しんでもらって、何か新しい発見をしてもらえたらなって思いますね。僕らもそのひとつの要素になれればなと。

O:練習しなきゃ!

S:だね(笑)。

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