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HANAYO Exhibition
Date: 1月27日〜2月5日
Location: VACANT

ベルリンを拠点に活躍する日本出身のマルチアーティスト花代の個展『においと光と笑いと記憶と涙の関係』が開催される。体と心の間にふと訪れる、直接的かつ無意識的な感覚に焦点を当てた作品が様々なメディアで表現される。また、1月28日には、宇川直宏氏とトークセッションも予定されている。

TAKU ANEKAWA Exhibition
Date: 1月22日〜2月3日
Location: Gallery Speak For

刺繍やシルクスクリーンを用いたアートワークなどで知られる姉川たくの展覧会「理想論」が開催中。今回の展示では、姉川氏のイラストレーションにスポットを当てた作品が展示されている。また、alfredoBANNISTERとのコラボレーションによる姉川氏のイラストレーションがあしらわれたオリジナルシューズも置かれている。

中村紋子「USALYMAN」展
Date: 1月13日〜2月16日 
Location: B GALLERY

写真と絵画を精力的に制作する中村紋子の新作展 『USALYMAN』 がB GALLERYにて開催。サラリーマンをテーマに、100人にも及ぶ様々な職種のサラリーマンを撮影した写真作品と、圧巻のデッサン力と色彩センスで描かれた絵画作品が展示される。

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Public-Image.org/Interview/Music 5 月 15th, 2008
MIDORI | ミドリ | Musician
ミドリ
『あらためまして、はじめまして、ミドリです。』
『セカンド♡』
『ファースト』
『清水』ミドリ (2007 / Sony Music)

一度観たら忘れられない圧倒的なライヴパフォーマンス。とにかくパワフルでエネルギッシュ。なぜかボーカルの女子はセーラー服だ。そして、ドラムセットに上り、ダイブし、ステージ上を飛び回る。年代的には関西ゼロ世代に重なるが、それとも少し違う。ノイジーで、パンキッシュで、疾走感アリまくり。それを彩るメロディや言語感覚は、どこか懐かしいような、昭和テイストも感じさせる不思議な雰囲気だ。ニューアルバム『あらためまして、はじめまして、ミドリです。』では、その音楽性はさらに広がり、スタジオワークとしての深さも感じさせてくれる仕上がりになっている。ミドリのメンバー小銭喜剛(ドラム)、後藤まりこ(ギターと歌)、ハジメ(鍵盤)、岩見のとっつあん(ベース)の4名全員出席のインタビューをお届けする。

Text:大草朋宏

前作『清水』から、あまり時間が経っていないですよね。その頃から、このアルバムへのビジョンはあったのですか?

ハジメ(以下H):『清水』が完成してリリースされる頃に、サポートベースの原田さんが抜けるということになったんですね。

後藤まりこ(以下G):その頃、春にはアルバムを出したかったので、2月にレコーディングをしようと思ってた。1月のライヴもできないってことだったので、だから「岩見さん、お願い」って。

H:だから、昨年末はアルバムどころか、バンド自体どうなるかわからない状態(笑)。

M:無理やったら辞めようと。やってみたら…、いけたな(笑)。

それまでにストックしていた曲はあったのですか?

H:ないですね。「プロの人はストックが20曲くらいないとダメだよ」って、ボクの友だちのミュージシャンとかは、事務所の人に言われるらしいんです。それに比べたらノンキなもんだったかもしれないけど、でも今までも作りたい時に作ってきた感じなんで。

ミドリ

今までのアルバムも、常にゼロからのスタートだったのですか?

小銭喜剛(以下K):いろいろですね。

G:そうやな。『セカンド♡』とかはちゃうな。

H:『セカンド♡』は、ライヴで1年間くらいやり続けていた曲を入れていった感じです。

G:ライヴでやってへん曲をレコーディングしたのは『清水』が初めてで、こんなにぎょうさん入れたのは、今回が初めて。

このアルバムを作り始めた時、完成のビジョンはあったのですか?

G:ない〜(笑)。

H:アルバムとしてこういうものっていうのはなくて、1曲1曲ですね。誰かがこういうのをやりたいと提案したり、みんなでせーのでやってみたり。1ヶ月くらいでできたんですけど、そんな短期間でこんなにたくさん曲ができて、しかもそれがちゃんと形になるなんて、初めてなんですよ。

収録曲は10曲ですが、もうちょっと曲は作っていたのですか?

H&G:ないです!

H:(けだるそうに)「えっと〜、25曲作ったなかから〜、15曲選んで〜、最終的に12曲に絞り込んでこのアルバムができました〜」、みたいなコメントってよく雑誌とかで見ますよね(笑)。

G:いま誰のマネしたん?

H:いや、それ言ったらね……(笑)。

ミドリミドリ

『清水』から、意識的に変えた部分はありますか?

H:レコーディングの音響的な部分は改善できましたね。

G:CD作る時にやる「ミックスダウン」(編注・制作した曲の音量などを調整して仕上げる作業)の意味がまだよくわからへんのよ。説明されたんやけど「それって最初からやっとけばいいんちゃう?」と思って。『清水』の時からいらんと思っとって、今回は、ついにせーへんかった。結果、好きな音になったから、これからもこの方法でやりたい。

歌詞やタイトルなどによって、その曲の世界観が聴く側に広がっていくことがあると思うんですが、この独特の言語感覚は、後藤さんのセンスなのですか?

G:そう、歌詞はボクがほとんど。まとめる役割。誰もせーへんから(笑)。今作は、スタジオ作業がどんどん進んだので、歌詞もほとんどその場で同時進行で書いた。でも『ハウリング地獄』と『5拍子』が最後の最後までできんくて、それは録音の時ギリギリに書いた。そのときは「これでいいや」と思ったけど、いまだにどうなのかわからへん(笑)。

歌詞や世界観は、どのようなところから浮かんでくるんですか? 例えば、『ゆきこさん』という曲は、別に『よしこさん』でも『さちこさん』でもいいわけですよね?

G:でもゆきこさんがイイ(笑)。昔ミドリを組んで1ヶ月くらいのときに、『ゆきこさん』って曲があってな、その時は全然違う曲やってんけど、「あの曲良かったな。あの曲はあの曲やけど、でも題名くらいは使ってもいいな。ゆきこさんて名前かわいいな」とかいろいろ考えて。いつも、どういう内容にしようとか考えてなくて、自然にそうなってる。

確かに散文みたいだなと感じました。

G:まとめるの下手なんよ。スタジオでバーっとやってて、フーッ!とか歌ってて、そのままフーッ!って歌詞になったり(笑)。

ミドリ

普段から書きためていたりするんですか?

G:特には書きためてない。好きなフレーズは書かんでも残る。いま気に入ってるフレーズは「牛の乳搾り〜♪」ってフレーズで、これは歌にしようと思ってる(笑)。

今作は、音楽性にも広がりがでていると思います。ボーカルもシャウトやデス声みたいなものは減って、メロディアスになっていますよね。

G:あとで聴いたら、そうかもしれんな。

H:個人的には、ボーカルの感じは今までで一番いいかなと。

G:歌うまなったでな。

H:声の調子が良か……

G:(かぶせるように)歌うまなったでな!

H:う、うん。うまくなった。

G:ありがとう。言ってほしかった(笑)

みなさんの音楽的背景はバラバラなようですが、それぞれ教えてもらえますか?

K:わしは和太鼓(笑)。「鼓動」っていうバンドがカッコええんですよ。

H:ぼくはヘビーメタルとプログレ。坂本龍一さんが雑誌で「Aマイナーとか弾くの恥ずかしいんですよ。どうしても違う音をかぶせちゃう」と発言しているのを読んで、こういう風にカッコ良くなりたいけど、ぼくAマイナー好きやし、半音階もたくさん使うし、やっぱりメタルなんだよなと…。ジャズに見せかけているけど(笑)。

岩見のとっつあん(以下I):ぼくはジャズですね。大学から始めて、いまは即興とかフリージャズをやってます。このアルバムの一番最後の曲『無欲の無力』は即興なんですよ。

G:ぼくは節操がない。友だちとか、そのときの彼氏が好きだった音楽とか。あとサンタナの顔が好き。チョーキングの時とか。

ミドリミドリ

ライヴはいつもかなり激しいですが、直前にテンションをアゲる方法とかはあるんですか?

H:深呼吸3回します。

I:お腹が空かないように、食べておきます。

テンションをアゲるというより、落ち着かせる?

H:そうかもしれないですね。血が上りやすいんで、空回りしないように。ライヴをやっている最中に、セットリストが変わることも頻繁にありますよ。

G:途中で「あ、これ違う。こっちの曲が歌いたくなった。じゃ、コレ!」みたいな。躊躇はしない。

I:ライヴが始まったら、思いっきりやるだけです。

ちなみに後藤さんがセーラー服を脱ぐ時は来るんですか?

G:うん。来ると思う。今はまだ脱ぎたくないけど、脱ぎたいと思ったら脱ぐ。それが明日かもしれんし、1年後かもしれんし、わからへん。事故みたいなもの。セーラー服着たときも、思いついたらやらんよりやったほうがいいと思う性格やから、やった。それが今まで続いたってだけ。むっちゃ好きな人ができて、「セーラー服脱がな無理」と言われたら、脱ぐかもしれん(笑)。それはもうしゃーない。


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