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SOUTAISEI-RIRON New Album
Date: 1月7日

Public/image.FOUNDATIONにも出演した相対性理論のフルアルバム『ハイファイ新書』がリリース。ライヴで披露されている楽曲を中心に全9曲が収録されている。

Kozue Himi Exhibition
Date: 12月23日〜12月28日
Location: NOW IDeA by Utrecht

イラストレーター氷見こずえの最新作品集「furry」の出版を記念し、収録原画を集めた展覧会が青山のNOW IDeA by Utrechtにて開催中。

KATSUKI TANAKA Exhibition
Date: 12月19日〜2月1日
Location: CALM & PUNK GALLERY TOKYO

映像やマンガを始め、多様な表現手段で制作を続けているアーティストタナカカツキによる個展「炎の画家タナカカツキの生涯〜わだはガッポになる」 が開催中。100号サイズのキャンバスに描く緻密な風景画や、81,000枚もの静止画の連続を8時間かけて再生する作品などが展示されている。タナカカツキ氏のインタビューはこちらから。

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Public-Image.org/Interview/Music 12 月 6th, 2007
THE HELLO WORKS | ザ ハローワークス | Musician
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『PAYDAY』THE HELLO WORKS(2007 / tearbridge records)

バンドとラッパーの融合となると、結成からじっくりと時間をかけるか、よほどコンセプチュアルに練り上げないと、中途半端なものになりがちだ。が、THE HELLO WORKSを結成したこの3組は、むしろキャリアの少ないそこらの若手バンドよりも気心知れた仲であろう。ライヴ活動からスタートしたバンドだけあり、ドロップされるニューアルバム『PAYDAY』には、テンション高めの曲が多く収録されている。3MCの掛け合いは、もう何も心配することのない完璧なマイクリレー。バックを固めるSLY MONGOOSEは、よりグルーヴィに、ダンスフロアにも直結するようなトラックを奏でている。そんな新人バンド、THE HELLO WORKSから、MCのボーズ(スチャダラパー)とベーシストの笹沼位吉(SLY MONGOOSE)に話を聞いた。

Text:大草朋宏

THE HELLO WORKS結成の流れから教えて下さい。もともと仲が良い3組ではありますよね?

ボーズ(以下B):はい、そうですね。SLY MONGOOSEの前回のアルバムに、スチャダラとロボ宙で参加した時から、「できたら一緒にやりたい」と思っていたんです。大体そういうのって結局やらないんだけど(笑)、今回タイミングが合って、やることになりました。

今年の夏は、楽曲リリースよりも先に、ライヴを頻繁に行っていましたね。結成当初も「ライヴをやっていこう!」というところから始まったのですか?

B:バンドをやるとなった瞬間から、「もうライヴをやっていきましょう」みたいなノリになって。どんどんライヴが決まっていったから、それに向けて曲を作るしかない感じでした(笑)。

笹沼(以下S):最初はスチャダラのリリックに、簡易に曲を付けてしのいでいましたね(笑)。

THE HELLO WORKS

ライブからスタートということになると、オーディエンスからするとその場で初めて聴く曲ばかりということになりますよね?

B:そう、それがデビューした頃の感覚に近かったんですよ。いきなり出てきて、誰も知らない曲でどれだけ盛り上げられるか? というところで楽しんでいましたね。スチャダラだと、「もう何年一緒にいるんだ」みたいな感じで、どうしてもパターン化してくる…。MCをしていても「またアニのこのパターンか(笑)」みたいになってくるけど、こういうライヴだと全然違うものが出てくるから楽しめましたね。(他にメンバーがいるから)アニに振らなくてもいいんだって(笑)。

S:リハスタで何回もやるより、ライヴを1回やる方が見えてくる部分も多いんですよね。

今回のアルバムでは、ライヴで試みたことや、それに対するオーディエンスの反応などを踏まえた作品になっているという感じなのですか?

S:フェスとかイベントって、自分たちの演奏時間はたかだか30〜40分じゃないですか。そこにMCとかも入るから、いろいろなバリエーションの曲はやる暇がないんですよ。だから割とアッパーな感じの曲が優先になりました。結果的に、それがこのアルバムのベースになっていますね。

B:新人バンドっぽい元気のいい感じで、まずはノリのいいものをね。

このアルバムにいたるまで、どのくらいの曲を作ったんですか?

S:プリプロの段階で20〜30曲位はありましたね。今回は収録出来なかったんですけど、割と淡々とした曲が多かったです。

THE HELLO WORKSTHE HELLO WORKS

制作はどのように進んでいったのですか?

S:シンコちゃんがモチーフとなるようなレコードを持ってきたり、僕らがリズムのアイデアやギターのリフだったりをプレゼンしたりとか。たまにビックリするくらいスチャダラが反応しない曲とかがあって(笑)。

B:そういう時はお菓子食べながら、「あのドラマ観てる?」みたいな(笑)。

SLY MONGOOSE側としては、ラップがかぶさってくることを意識して曲作りを進めていった部分はありますか? 一方でスチャダラ側は、バンドとしてガッチリやるのは初めてだと思うのですが。

S:ライブの時は、基本的にボーちゃんがコンダクター的な役割なんだよね。ボーちゃんから「お前帰れ」って指示が出たら、すみやかに帰らなければならない(笑)。

B:「ヒップホップっぽいのをバンドでやってみてよ」とか、「サウスっぽいチキチキしたのを生でやったら面白いんじゃないか」とかをみんなで話しながらやれたので面白かったです。スチャダラで作れる曲だったら、あまり一緒にやる意味がないですしね。

THE HELLO WORKSTHE HELLO WORKS

ところで、THE HELLO WORKSというバンド名はどのように決まったのですか? 言葉だけを聞くと、割と辛辣な印象も受けるのですが。

B:最初は、「ペンダンツ」とか「イヤリングス」とか何でもない感じの名前がいいんじゃないかと話してたんです。でもイマイチしっくりくるものがなくて…。その時にアニが「いいじゃん、THE HELLO WORKSで」って。

S:その時は誰もピンとこなかったんだけど、一晩おいてみたら「悪くないねぇ」って(笑)。

B:確かにある意味厳しい名前ではあると思います。友だちとかがハローワークに通っているのを見ていると、笑えない。だけど、それでもあえて笑える感じにできればいいかなと。

歌詞もかなりバンド名に引っ張られた内容になっているように感じました。

B:確かに「ペンダンツ」だったらこんな歌詞にはならないもんね。THE HELLO WORKSって名前で恋愛の歌詞もアリかもしれないけど、最初のアルバムはストレートにコンセプトが出たほうが面白いかなと。田口トモロヲさんのナレーションも完全にギャグだけど、半分マジみたいなね。

その田口トモロヲさんがナレーションを務める「プロジェクト“HELLO”」という曲では、音楽業界への批判や自分たちの立場などがストレートに謳われていて、このバンドやアルバムのコンセプトが集約されているように感じます。

B:あれはストレートな冗談なんだけどね(笑)。それを真顔でやっているのが面白いんです。トモロヲさんにやってもらうなら、思いっきりハードにした方がいいんじゃないかと思ったんです。

S:オレのくだりはわりと真実(笑)。うちの家族が聴いたら、絶対笑わないと思う(笑)。

「仕事」や「お金」といった題材が、アルバム全体のテーマになっているようですね。

B:ボクたちはこの歳になってまで音楽をやってきたんですけど、同年代で別の仕事をやっている人でも、違う場所で同じようなことを感じているだろうなって思うんです。だから、自分たちのことを歌っていれば、同じように社会に違和感を持っている人たちもピンとくるんじゃないかなと。

THE HELLO WORKS

そのようにアルバムトータルで方向性が固まっていくなかで、スチャダラの名曲「今夜はブギーバック」も収録されています。ここにはどういう経緯があったのですか?

B:小沢くんがいるわけじゃないし、スチャダラ単体のアルバムだとしたら、絶対にやらなかったと思うんだけど、THE HELLO WORKSならいいかなと。スチャダラでやるのとはまったく意味が違いますかからね。責任がひとつなくなりますよね(笑)。この曲に参加してくれたハナレグミの永積くんとは前から友だちだったし、今年は何回かフェスでも一緒になったり、彼自身スチャダラを好きでいてくれてるから、今回のコラボはうれしかったですね。

SLY MONGOOSE側としては、この曲をやるということはハードルが高かったような気がします。特にベーシストとしては、短いですがソロパートもありますよね。「ここでベースラインがくる!」って、ブギーバックをよく知っている人ならば……

B:キモだよね〜(笑)。

S:じゃあ録り直しだな。家でもう一回聴いてみてから(笑)。

最後に、今後の展開などを教えてください。

B:もし、THE HELLO WORKSが好評だったら、「最初からこっちでした」みたいに乗り換える準備はできてます(笑)。「なに? スチャダラパーとか最近やってないんですけど。THE HELLO WORKSのボーズです」ってね(笑)。

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