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コム デ ギャルソンのパタンナーを務めていた武内昭、サンエー・インターナショナルで企画として経験を積んだ中西妙佳、リトルモアに務めていた金森香の3名により、01年に設立されたファッションブランド。“はがして”手に入れる洋服「ニードルパンチ」で一躍脚光を浴び、その後もユニークなプレゼンテーションなどで各界から注目をあつめている。06年春夏シーズンよりメンズライン「キングリー シアタープロダクツ」を本格的にスタートさせ、07年1月には、書籍『シアタープロダクツのメソッド』が出版され、展覧会「シアタープロダクツの現場」をパルコミュージアムで開催した。
contact THEATRE PRODUCTS Tel : 03-3403-7690 Fax : 03-3403-7510 Address : 東京都港区六本木5-9-19 E-Mail : info@theatreproducts.co.jp URL : www.theatreproducts.co.jp |

PROFILE
コム デ ギャルソンのパタンナーを務めていた武内昭、サンエー・インターナショナルで企画として経験を積んだ中西妙佳、リトルモアに務めていた金森香の3名により、01年に設立されたファッションブランド。“はがして”手に入れる洋服「ニードルパンチ」で一躍脚光を浴び、その後もユニークなプレゼンテーションなどで各界から注目をあつめている。06年春夏シーズンよりメンズライン「キングリー シアタープロダクツ」を本格的にスタートさせ、07年1月には、書籍『シアタープロダクツのメソッド』が出版され、展覧会「シアタープロダクツの現場」をパルコミュージアムで開催した。
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THEATRE PRODUCTS
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- THEATRE PRODUCTS 07-08A/W Collection
Mar 15, 2007 - THEATRE PRODUCTS 07-08A/W Collection
Mar 15, 2007 - KINGLY THEATRE PRODUCTS 07-08A/W Collection
Mar 15, 2007 - THEATRE PRODUCTS 07-08A/W Collection
- THEATRE PRODUCTS 07-08A/W Collection
- THEATRE PRODUCTS 07-08A/W Collection
- KINGLY THEATRE PRODUCTS 07-08A/W Collection
- KINGLY THEATRE PRODUCTS 07-08A/W Collection
- KINGLY THEATRE PRODUCTS 07-08A/W Collection
- THEATRE PRODUCTS 05-06A/W Collection
- THEATRE PRODUCTS 05S/S Collection
今年1月に開催された展覧会『シアタープロダクツの現場』では、仕事現場を丸ごとミュージアムに移動するという斬新なプレゼンテーションを試み、大きな注目を集めたアパレルメーカー、シアタープロダクツ。彼らは、洋服にまつわるすべての行為を舞台(Theatre)に上げ、ファッションという表現の根底にあるものを様々な方法で世に提示してきた。そして、ブランド設立から5周年を迎える今、彼らは何を思うのか? 武内昭、中西妙佳、金森香のメンバー3名にそれぞれの心境を聞いた。
Text : 原田優輝
まずは、ブランド設立までの経緯を教えてください。
中西(以下N) : 私と武内は専門学校時代からの知り合いで、卒業後、それぞれが違うアパレル会社に就職しました。それから何年かして、2人でグループ展に参加したことがあったんです。その展覧会には色々な作家が出展していて、その時に別のアーティストを見に来ていた金森が、偶然わたしたちの作品を見ることになったんです。それがきっかけで何か一緒にできないかという話をしているうちに、会社を作ることが一番良い方法だということに気づき、設立に至ったのです。
その時のインスタレーションはどんな展示だったのですか?
N : 部屋中にパッチワークの生地を張り巡らせて、訪れてくれたお客さんにタンクトップの型紙を渡して、好きな所をハサミで切り取ってもらい、その場で縫製して差し上げるという展示でしたね。

金森さんは彼らのインスタレーションを見て、どのようなことを感じられたのですか?
金森(以下K) : もちろんとても面白い作品だなとは思ったんですけど、それだけじゃなくて、何か他人事じゃないという気持ちがしたんです。この人たちが次に創るものを見てみたいと思ったし、それこそが私にとって一番見たいものだと強く思いました。当時、私はギャラリーの企画などの仕事をしていたので、最初は企画展を考えようかと思ってたんですが、いろんな偶然が重なって、気づいたら会社を作っていました(笑)。
武内(以下T) : 当時は、自分たちにとってどういうカタチがベストなのかを模索していた時期だったので、いろんな方法を試していたんです。そして、そのベストのカタチが会社を作るという選択肢だったんです。
シアタープロダクツというブランド名の由来は?
T : 自分たちがやろうとしてることは洋服にまつわるすべてのことなんです。洋服はデザインだけでは成り立たないし、商品だけというワケでもない。こうやって取材を受けたり、営業したり、商品を流通させたり、商品を売ることでお金を頂いたりー。そのすべてを舞台に上げて、スポットライトを当てるというコンセプトの下、このブランド名が生まれたんです。


07-08A/W Collectionより
今年3月に行われた07-08秋冬コレクションのテーマを教えてください。
N : レディスラインのテーマは「ノスタルジア」。メンズラインの方は「グリーンフィンガーズ」です。「グリーンフィンガーズ」とは、園芸の才能を持った人のことを呼ぶ時に使われる言葉です。
レディスラインのテーマである「ノスタルジア」を通して、表現したかったことは何だったのですか?
N : 記憶の中にある色々な景色や情景に、今もう一度立ち返ってみた時に見えてくる着色し直された風景。それをノスタルジアというテーマで表現しました。私たちの個人的な記憶からイメージを膨らませたのではなく、色の具合や柄、モチーフなどを通して、ノスタルジアを感じさせるようなものを作りました。
今回のテーマが生まれたきっかけとなる個人的な体験が何かあったのですか?
N : 実は今回のコレクションのテーマが「ノスタルジア」に決まったのは、作業がかなり進んだ後のことだったんです。発表したい作品や伝えたいイメージが、言葉には表せないものとして最初にいくつもあったんですね。そのイメージに向かって作り進めていく中で、それらを言い表す言葉として「ノスタルジア」というキーワードが一番しっくりきたので、それをテーマにしました。

シアタープロダクツは、ユニークなコレクションやインスタレーションでも注目をされていますが、これらのプレゼンテーションについてどのような考えをお持ちですか?
N : テーマやイメージをより強く伝えられる手法だと思っています。展示会とはまったく違うものを伝えられるので、毎回様々なやり方で発表しているんです。
T : 見る人にとって楽しいものにしたいという気持ちが強いので、そこには毎回気を使ってますね。
K : 自分たちの作った洋服を、どういう形で見せて、どのようにお客様の手元に届けるかというところまでが、私たちの商品のデザインだと思っているので、プレゼンテーションも重要な要素のひとつですよね。
それが、先ほどの「洋服にまつわるすべてのものを表舞台にあげる」というコンセプトにもつながってくるワケですね。
K : そうですね。また、そこには商品を販売するという行為も含まれています。何か表現したいことがあったり、伝えたい世界観があるというのはもちろん大前提なんですが、やはり洋服は、お客様一人一人が手に取って、所有して着るという段階がクライマックスだと思っています。
N : それは、シアタープロダクツにとって最初のプレゼンテーションとなった「ニードルパンチ」の時に最も分かりやすく表れていたかもしれません。「洋服を手に入れる」というのはほんの一瞬の行為ですけど、「ニードルパンチ」は、その部分をより浮き彫りにさせた商品だったんです。その部分は私たちが非常に重要と考えている部分で、その考えは今でも変わらずに持っているものですね。


ポリエステルの繊維とレースでできたTシャツ、チュールレースを重ね、ニードルパンチ(布の繊維を絡み合わせ、フェルト状にする機械)で加工。観客はそのフェルトのなかからTシャツを剥がして購入する。
06年春夏コレクションからは、メンズライン「キングリー シアタープロダクツ」を独立させ、またフォーマルラインなども新たにスタートさせるなど、活動の幅はどんどん広がっていますよね。
T : 表現したいものがいろいろなカタチであるので、それらを整理して見せるために分類分けを進めている感じですね。
今年はさらに音楽レーベル「シアタームジカ」も本格的にスタートするようですね。
K : シアタームジカのディレクターを務めている阿部海太郎という音楽家がいるのですが、彼の音楽が持つ独自の世界観をより多くの人に届けたいというのがレーベル設立のきっかけなんです。レーベル第1弾CDとして阿部による作品『パリ・フィーユ・デュ・カルヴェール通り6番地』が間もなくリリースされる予定です。
阿部さんと出会ったきっかけを教えてください。
K : 共通の作曲家の友人がいて、その人を通じて知り合いました。

アートユニットKATHYとの打ち合わせ風景。
金森さんは、武内さんと中西さんとも展覧会で出会われていますし、自分が惹き付けられるよう要素も持つクリエイターとの出会いが、転機になることが多いようですね。
K : そうですね。自分は何かを作リ出す人間ではないと思っていて、それよりも何かを見たいとか届けたいという強烈な思いがあるんです。面白い人や作品を見るとほっておけないというか。
これまでにシアタープロダクツでコラボレーションしているKATHYや野田凪さんらとの出会いもそういった感じなんですか?
はい。そんなに多くの人にアプローチをしているワケでもないんですが、野田さんには、こっちから「私たちの作品を見てください。お仕事をお願いしたいのです」という内容の手紙を出したんです。そしたら、タクシーで来てくれたんですよ(笑)。偶然にも、前から私たちの服をみて頂いていたみたいでした。


AD野田凪氏とのコラボレーション作品。
最後に、シアタープロダクツとして5年間活動してきた中で変わってきた部分や、今後挑戦していきたいことなどをそれぞれ教えてください。
T : 変わったことといえば、会社の規模が少しずつ大きくなって、商品の数が増え、それを人に見せる機会も多くなってきたことですかね。少しでも多くの人に自分たちのやっていることを見て頂きたいと思っているし、そうした場をこれからもどんどん増やしていくことが目標です。
N : 服作りに関しては、変わったことは多分あまりないんです。伝えたいことや作りたいモノというのは、根本的には変わらない部分なので。多くの人たちに強いメッセージを届けていくことをこれからも継続してやっていきたいし、そこは真剣に考え続けていけなくてはいけない部分だと思っています。
K : 今2人が話したように、伝えたい想いなどの根本の部分に変化はないんですが、ショップや商品が増えているので、その変化に対応できるシステムを作っていかなくてはと考えています。あと、今私たちが何を求められているのかということも含め、今後ブランドをどういう方向に持っていけばいいのかという部分を今まで以上に考えていく必要がある時期に差し掛かっていると思うんです。今までよりも「客観性」と「計画性」と「戦略」に高い意識を持って取り組んでいきたいですね。

















