どもっす! NYAAAです。食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋。そして読書の秋だメ〜ン! ・・・とか何とかベタなことを言っちゃったりなんかしちゃって、第4回目はマンガのお話。GUESTは“おファンク汁したたるイイ男”ことZEN-LA-ROCK! それではさっそくいってみよう!
Text:りあるごーるど$
Artwork:NA2ME&菱沼彩子
ご実家が古本屋だとうかがいましたが?
間違いないです。父親が3人兄弟なんだけどそのうち2人が古本屋。でも俺はそれほど本好きでもなくて普通にマンガが好き(笑)。
お父さんは今でも古本屋やってるの?
そう。西川口オートレース場の近くの「しん理書房」って店。こないだシスコで買ったシールドのレア盤を古本屋のホームページの方で売ったのね。店に問い合わせが来たんだけど、客が「じゃ、現物見に行きます」って言うわけ。古本屋がHip Hopのレア盤売ってるのおかしーじゃん? そいつも多分確かめに来たんだと思うんだけど、実家の壁にZEN-LA-ROCKポスターが一面に貼ってあって、「すみませんZEN-LA-ROCKさんと何かご関係があるんですか?」って聞かれて、レジにいた親父が「私が父です」つって(笑)。
いい話(笑)。
親父が昔カメラマンをやってて、アラーキーとかが好きなんだよね。篠山紀信の古い写真集とかいいのが結構あるよ。神田で買うより全然安いと思うんだよね。
穴場ですね。
人来ないんだよね〜。潰れそう(笑)。北区から15分くらいで行けるから買いに行ってやって。目の前がドラッグストアで隣りも松屋だから車もとめられるよん。高校生の弟もいるかもよん(笑)。
古本屋で印象に残っていることって?
アンディ・ウォーホルの絵のレプリカがあったりしたよ。シルクスクリーンのマリリン・モンローのやつ。そういうのが潜在意識に残ってるつーかさ。なんでこんなの売ってるんだろう? みたいな。エロ本もすごかったけど、ありとあらゆるものがあったよ。そういうのがイヤでも目に入ってきちゃう…。まぁ、家だし。
それだけ目が肥えてるZEN-LA-ROCK的ベスト本は…
最近だと、どおくまんの「嗚呼!! 花の応援団」(即答)! …間違いないね。

artwork by NA2ME
最近じゃないじゃん!
最近、復刊したやつがコンビニで売ってるんだよ。だから流行ってるんじゃないかと思っちゃってさ(笑)。
復刊廉価版コミックスってやつね。あとは絶版だから中古になっちゃうんだよね。
そうだね。あまりの絵の汚さに「絶対つまんないでしょ、コレ!」って思って今まで敬遠してたんだけど、レーベルのスタジオに置いてあったのを読んだら超面白かった。
読んだことないんだけど、簡単に言うと、どういう内容?
一言で言うと「超バカ」(笑)! だけど10話に1話くらいす〜っごいイイ話があって。
人情系?
男子校系だね。「アツいなぁ!先輩・・・」みたいな。主人公の青田って奴が「チョンワチョンワ」と「オ×コ、オ×コ」しか言わないから! 最悪でしょ(笑)?
最悪(笑)。
下ネタの枠にも入んないでしょ?「はぁ〜?」ってかんじで(笑)。けど、喧嘩が強くて、誰も逆らえないの。
グッときたシーンとかある?
グッとはこないよ。脳みそ溶けんじゃないか? ・・・つうくらい面白かったもん(笑)。スタジオ入って暇なときあるじゃん? 読んでてリラックスしすぎちゃって、出番呼ばれても「まだいいでーす。コレ読んでから!」みたいな(笑)。
バカっぽくて最高! 的な?
「バカだなぁ」って声出して笑っちゃったもん(笑)。好きな要素がたくさん詰まってる感じ。読んでてぷぷぅ〜って・・・破壊力がすごいよね。
『FUNK JUICE / SPACE MCEE’Z』 ZEN-LA-ROCK
笑いの種類の中でもアタマ使って笑うのと体使って笑うのとがあるけど、後者のほうが好き?
そうかもね。シリアスなものもそれはそれで好きだけど、直球のほうが全然いいでしょ。それこそ素っ裸で走るとか尻に割り箸を刺すとか(笑)・・・「がんばってんなぁ〜」って感じのほうが。
全然そうでしょ。「え!わかんない!わかんない!」って笑いより、「おでんが熱いでーす」とかそういうほうがいいよね。何というか、すごい明確だから。「ここで笑ってくださーい!」って感じで(笑)。泣かす話の時はがっちり泣かすし。親が具合悪くなって「俺、団辞めなきゃいけないんすよぉ〜」「なんだと!?」「俺・・・先輩には言えねーよ」とか言いつつ、呑みに行ったりする話とかね(しみじみ)。
バカな大学が舞台だっけ?
そうそう大学の応援団の話なんだよね。んで学校からもらった金で応援団の制服のままキャバクラ行って、ヤクザにからまれちゃったり・・・とにかく最高。2007年のベスト。実は今回の12インチのジャケットの中に青田がいるんだよね。
ウソ?
ほんとに小さく入ってるだけだから、よく見ないとわかんないと思う。みんな気付いてないし、本格的に自己満の世界かな、と思いつつ(笑)。だって、ZEN-LA-ROCKのアナログ買ってて、青田が入ってるの気付いてる奴がいたら、そいつは一生俺のリスナーでしょう(笑)。
「花の応援団」以外は?
ジョージ秋山の「浮浪雲」だね。これはもう完全マストです。もう道徳の教科書みたい。人としてどうふるまうべきかとかが説いてある。真理を説くみたいな。・・・けどエロとかしょうもないモノもしっかり混ざってて・・・もう、本当にすごいよ。モンスターコミックでしょ。まだ続いてるし。
絵に味があるよね?
コマ割りもすごいよ。今タランティーノとか映画マニアが作る“ちょっと古びたような映画”的作風のオリジナルだよね。手塚治虫にしてもそうだけど。すごい強烈な描写があるんだよね。ショックすぎて目が真っ黒になっちゃったりするコマがあったり。でっかいコマ割りでそんなの見せられて、初めて読んだときには「ひえええええぇぇぇ」とかなっちゃってさ(笑)。

artwork by Ayako Hishinuma
初期の方?
そう。初期はすごいんだけど20〜30巻あたりかなぁ・・・微妙だった気がする。スランプってあるよね、ミュージシャンでも漫画家でも。
最近の「浮浪雲」は?
ばっちりばっちり。ビックコミックオリジナルは基本的にはずれがないよね。「釣りバカ日誌」とか「人間交差点」とか。基本的におっちゃんぽいのか中学生っぽいのが好きなんだよね。ビックコミックオリジナルかヤンマガか(笑)。
(笑)。ヤンキーか枯れてるかどっちかってかんじ?
そう、モーニングだったら「クッキングパパ」。読んでてほのぼのしちゃう。最近のマンガのキラキラした感じよりも、昔のマンガのタッチ、汚いっていうわけじゃないんだけど・・・
味がある大胆なタッチ?
そうそうそう、あの全然繊細じゃない感じがいいんだよね。真似できないじゃん。Hip Hopもマンガも古いほうが味があって好き。
なるほど〜。
「ヒゲとボイン」も好きだし、梅図かずおの「わたしは真悟」とかも好き。あれやばいよね。これ、もうサイケデリックすぎるわ! みたいな。途中でスゴイ絵とかあるじゃん。藤子不二雄の短編集も好き。シュールで怖いんだよね。



(左から)1st single「ZEN ZEN ZEN」、2nd single「FUNK BOX PARTY」、スマーフ男組 とSPACE MCEE’Z「WUKOVAH Sessions Vol.1」
最近のマンガは読まないの?
ビックコミックは買ってる。あれがいいんだよね。猫の表紙をめくると「釣りバカ」のカラーだったり(笑)。あれでもう、世の中のサラリーマンがどんだけ和んでるの? っていう。最近のマンガで流行ってるものって好きになれないんだよね。あ、でも「殺し屋1」の山本英夫が描いてる「ホムンクルス」は好きかな。あと「サラリーマン金太郎」は好き。本宮マンガは間違いないでしょ。モーニングでやってる「ディアスポリス」もいいね。「右向け左」とか「東京プー」とか「超・学校法人スタア學園」とかやってたすぎむらしんいちの。
「ホテルカリフォリニア」とか?
そうそう。あれも最高ヤバイね。あと立ち読みなんだけどヤンマガの「新宿スワン」! スカウトマンの話なんだけど「龍彦がんばれ!」つって欠かさずチェックしてるよ。基本的に月曜、木曜最高です! みたいな。あ、あと「工業哀歌バレーボーイズ」。あれは重要だね。あの話のいいところは実家の近くだっていうところ。勤めてる料亭が浦和だったりとか。同じ作者が「ころがし涼太」ってマンガも描いてるんだけど、行田が出てきたりとか、作者が埼玉の田舎の方の人なんだよね多分。大宮より奥の感じ。いちいち群馬の奴が出てきたりね。
北関東の風を感じますね。
ジャケット描いてもらいたいもん、バレーボーイズの三人の中に「イエーイ♪」とか言って混じれたら最高でしょ。「浮浪雲」でもいいな。あと、ビックコミックでやってる「玄人のひとりごと」ってのも面白いよ。基本的にマージャンばっかやってる話。“旦那”って呼ばれてるいかにも達人ですって人がいるんだけど、結構おっちょこちょいです、みたいな。達人は温泉街のイイトコしか行かないとか言って、結局へんなトコ泊まっちゃったりして♪チャンチャン♪みたいな(笑)。
部屋にはマンガがいっぱいあるの?
「浮浪雲」と「嗚呼!! 花の応援団」とビックコミックだけ。だってあんまりマンガばっか読んでたらリリックかけないもん。
家に「嗚呼!! 花の応援団」あったらモテないよね。
いや、モテないよ。それは分かってる。
逆に女の家行って「花の応援団」あったらさらに引くでしょ?
それか「もうこいつしかいないっしょ?」って感じで結婚かな(笑)? さすがにこれ以上、上は望めないでしょ! って感じで(笑)。

Guest Profile
ZEN-LA-ROCK
1997年、MOODMAN主催のイベント「低音不敗」で初ラップ。以降、都内のクラブなどでPARTYスタート。98年、HIP HOP最高会議に参加。以降、ビーステイ・ボーイズのPVに出演したり、ラメルジ—に「コンビネイト・フューチャー」と命名(!)されたりと、多方面で活躍。99年 YOU THE ROCK「超楽C-E-Z 2000」へのフューチャリングきっかけに以後3年間、共にLIVE活動を行う。AFRICA BAMBAATAAやRAMELZEE、DIAMOND DらHIP HOPレジェンドとも共演を果たし、自身のレーベルALL NUDE INC.を設立。ロボ宙とのユニットSPACE MCEE’Zでも活動中。
<BLOG>
www.muluv.com/blog/zenlarock/
<NEW RELESE>


EVENT INFORMATION
ZEN-LA-ROCK PRESENTS SPACE CONVENTION
-ALBUM RELEASE EDITION-

2007.10.12(FRI)@渋谷・JZ BRAT
OPEN 23:00〜
Men 3,500円(1D)、Women 3,000円(1D)<W/F 1000YEN OFF!>
出演:ZEN-LA-ROCK & DJ SHU aka NK-SUNSHINE、YOU THE ROCK★、ロボ宙、KZA(FORCE OF NATURE)、1DRINK(JAYPEG)、L?K?O、LATIN QUARTER(PAN PACIFIC PLAYA)、B.T.B、Ari1010、鎮座DOPENESS、BRON-K(SDP)、NORIKIYO(SDP)、D-ASK、サイプレス上野、ぽめ山フレっすFDSTASKI、ジェーキーリー(L2D)、イーモトロール(L2D)、PAC-MAN(L2D)、DJ DA-15(L2D)、K.E.S(PAN PACIFIC PLAYA)、LUV-RAW(PAN PACIFIC PLAYA)、DJ MASICHIHASHI(URC SOUNDSYSTEM)、DJ TAK-LAW、KAMIKAZE-TOWN aka DJ M.S.K.、SURE-SHOT
Posted by:
NYAAA
新進気鋭のイラストレーター、NA2ME&世界のジェレミー・スコットもZOKKONラブ(!)なアーティスト、菱沼彩子(東京ビッチ)+りあるごーるど$(ニコヨン/東京ビッチ)によるフィメール・ユニット。エキジビション、パーティなど、愉快なサプライズを皆様にお届け! 2007年、満を持して始動いたします。驚キュンと胸騒ぎ….?













